『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』
2025年 06月 10日
まあ権利関係云々のことは当時は知らなかったけれど、興行成績があまり良くないことや、何より主役が交代しちゃったから『ハルク2』がないのは察していたけれどね。

『アイアンマン3』はトニー・スターク個人をターゲットにしたヴィランの話で他者の介在を許さなかったし、この『ソー2』はかなり大規模な災厄を描きながらも、舞台をほぼ地球とアスガルドに限定することでスケール感を感じさせないものにしている。
しかも中心になっているのは、ソーとロキの兄弟に父オーディンと母フリッガ。
つまりソーの家族プラス、ソーの恋人ジェーンというホームドラマに仕立てている訳だ。
だからこれまた他者が介在する余地がなく、他に出てくるのもセルヴィグやダーシーといったジェーンの疑似家族とソーの友人たちといった限定的なメンバーだけである。
そしてヒーローとして厚みを増したソーと、更に屈折したロキの愛憎劇をタップリと見せてくれるのだから、それだけでのめり込む人はのめり込むという寸法だ。
この辺りの<MCU>の構成の巧みさ、残念ながら<フェイズ4>以降では失われてしまった気がする。
【ひとりごと】
今回でお役御免と言われていたダーシー・ルイス。
まさかまさかという感じで『ワンダヴィジョン』に登場してくるし、『ソー3』はパスしてたけど『ソー4』には出てくるなど一気にメインストリームに躍り出てきた感があるけど、今回出て来たダーシーの助手のイアンはもう出てこないのかな?
また二人のバカップルぶりを見てみたいんだけど、案外あっさり別れちゃってたりして。
<過去記事>
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