『日々は過ぎれど飯うまし』#11
2025年 06月 22日

家で冬野菜を育て始めたまこ。
しかし野菜たちに元気がなく、さくら先輩に相談してみる。
大学で勉強を終えて帰ろうとするしのん、つつじとななは、鍵を閉められた校舎に取り残されてしまう。
事務員さんに見つからないように校舎を出ようとする3人。
事務員さんは生徒たちの間で噂になっている「妖怪フード女」の怪談話を笑い飛ばし、校舎を見回っていると不審な人影を目撃してしまう……。
ある日、部室でクリスマス会の計画を立てる5人。
まこの家でパーティーをすることになった。
まこは入念に掃除をして、みんなを迎え入れる準備を張り切る。
当日、準備は完ぺきと思ったがうっかり寝坊してしまったまこは、プレゼント用の宅配を受け取り忘れてしまう。
落ち込むまこを励ます仲間たち、楽しみにしていたクリスマスパーティーが始まる!
事務員さんだけじゃなく、さくら先輩もレギュラー入り。
モブ以外で男性キャラ出てこないし、ホント、可愛い娘と美人のお姉さんしか出てこない癒しの空間を作ってくれるアニメだ。
そしてメインの5人の役割が固定されていないのもいいと思う。
グループ物だとこの人はしっかり者のリーダー格、この人はちょっと斜に構えたクールキャラで、他にもお調子者やトラブルメーカーといった具合に色分けされがちではあるものの、この5人の場合は必ずしもそうはなっていない。
一応はまこが主人公らしく描写されているのでメンバーの中心にいるように見えるものの、自分から率先して何かをやろうとはしないし、周囲があまり見えていないので実際のところはかなりトラブルメーカーの要素を持っているし、反対にしのんは何も考えていないトラブルメーカーっぽい部分が強調されてはいるけれど、色々と発案・立案するのは彼女だし、盛り上げ要員でもある。
くれあは生真面目でみんなのまとめ役っぽいけれど、彼女も自分から動くタイプではないし、ななは極度の人見知りながら気配りが出来るし、飄々とした感じのつつじはかなり周りが見えている。
そんな彼女たちがケース・バイ・ケースで立場を入れ替わりながら上手く回している、というのが「食文化研究会」の素敵なところなんだと思う。
番組が始まった頃は、原作付きじゃないオリジナル作品といいうこともあってか、似たような雰囲気の『mono』や『ざつ旅』に比べて若干後塵を拝していた感も無きにしも非ずだった『ひびめし』だけれども、今は3作品の中でネットでは一番高評価のようだ。
次回が最終回なのは本当に淋しい。