ハーレイ・クインを主人公にした
『スーサイド・スクワッド』の続編。
ジョーカーと破局した後の彼女はゴッサム中から狙われる羽目になるが、とある切っ掛けでジョーカー不在のゴッサムを牛耳ろうとするマフィアのボスの陰謀に巻き込まれる、というお話。
結果として、その鍵を握るダイヤを盗んだ少女を護るべく、ボスの経営するバーの歌姫にして格闘家の女性や、ボスを仇と付け狙う女殺し屋、それに組織に嫌気が指してる女刑事と共闘することになる。

バットマンやブルース・ウェインへの言及はあるものの、ジャスティス・リーグを含め他のヒーローの存在については一切触れていないが、世界観は共通しているのだろう。
ただハーレイ・クインに関しては、これの後に『ザ・スーサイド・スクワッド/“極”悪党、集結』という、これまた『スーサイド・スクワッド』の続編風の作品に登場するが、そちらは”続編”とするにはちょっと辻褄が合わない。
<DCFU>は1作1作が面白ければ他作品との整合性にはこだわらない方針を打ち出すようになったため、気にしてはいけないのだろうが、<MCU>に比べて自分が<DCFU>に乗り切れなかった理由はそこにある。
それに自分の好みとはどちらの「スーサイド・スクワッド」も合わなかったのだが、この作品はハーレイのキャラの面白さと、格好良い女性キャラが他にも出てくること、それにマフィアのボスを演じたユアン・マグレガーの怪演もあって結構楽しめた。
先日公開された
『サンダーボルツ*』は似たようなテイストかなと思っていたが、結局真面目なキャラばかりの集団だったので、今のところ<MCU>にはここまで毒気のあるキャラは登場していない。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/28902560/