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『スーパーマンII/冒険篇』

当初は『スーパーマン』の続編ではなく、文字通り「パート2」として作られるはずだった第2作。
監督の途中降板などもあって一応は独立したお話となってはいるものの、前作を見ていればゾッド将軍、アーサ、ノンの3悪人がスーパーマンと戦うのは約束されたようなもの。

『スーパーマンII/冒険篇』_e0033570_1135885.jpgもう一つの柱はロイスとクラークの関係の進展。
前作のラストでロイスは、「クラーク=スーパーマン」に気付いたのかな?とちょっと思わせる場面があったけれども、本作序盤ではかなり確信に変わっている。
そこで随分と無茶な行動を取ったりするのだけれども、その時点ではクラークもボロを出さない。
ところがちょっとしたアクシデントであっさり正体がバレると、クラークはロイスに全てを明かし、スーパーマンとしてではなく、地球人クラーク・ケントとして生きる道を選択することに。

クラークは別段”人類の救世主”を気取ってはいなかったろうが、多くの地球人はスーパーマンの能力を必要としている。
そのことを前作の段階で悟っているんだろうと思っていたけれど、彼も一人の女性を愛する男性に過ぎなかったということか。

スーパーな能力を捨てることへの葛藤とか、そういうものが少しは描けていればその選択も支持できるのだが、何かあっさりと決断してしまうので拍子抜け。
スーパーマンとしての活動に限界を感じていたのかな、などとも感じてしまう。
それよりも「二度とスーパーマンには戻れない」とか警告されながらも、結局は再びスーパーな能力を得てしまうのは物語の構成上確定なのだから、サラっと流してしまえという製作サイドの声の方が聞こえて来てしまうのだが。

ところで、3悪人がどうなったのかが不明なままラストを迎えることは以前書いたのだけれども、そういえばオーティスとミス・テッシュマカーがどうなったのかもよくわからない。
オーティスは脱獄に失敗して刑務所に取り残されたままだし、テッシュマッカーもルーサーと一緒に”孤独の要塞”を訪れた後の消息は不明だ。

あともう一つ気になること。
それは3悪人が”孤独の要塞”へ向かう際に、ノンがロイスを背中に乗せて運ぶのはともかく、なんでアーサがルーサーを運んだのだろう?
女性を男性が運ぶのはわかるけど、男性を女性が?
ひょっとしてルーサーのたって希望だったりして。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/3571350/
https://odin2099.exblog.jp/24092906/
https://odin2099.exblog.jp/29595613/


by odin2099 | 2025-07-09 20:12 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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