『ワンダーウーマン1984』
2025年 07月 17日
最初のうちはヘンリー・カヴィルのスーパーマンも含めて、なんかあまりアメコミヒーローっぽくない俳優さん集めたなあと思っていたのだけれども、約10年付き合ってきた中で徐々に愛着も湧いてきたし、仕切り直しとなれば今度は一体誰が演じるのだろうと不安にもなるし、要はもう少し頑張って欲しかったな、というのが本音だ。
これまで女性ヒーローというと「少女」「女の子」を強調したキャラクターか、あるいはその反対に露出度高めだったり、身体にピッタリとフィットしたコスチュームに身を包んだ色っぽいキャラというようなイメージがあったが、直截的なセクシーさではないもののちょっとした仕草や表情に惹かれるガル・ガドットの頼れるお姉さんっぽさ(時には母性をも感じさせてくれる)は、これまでの女性ヒーロー像とはちょっと違うタイプで新鮮だったのだが。お話の方はダイアナの最愛の人スティーブとの再会と別れのシーンが泣かせるのだが、ただヴィランであるマックスが最後に改心することによって、何か全て赦されてメデタシメデタシ的に幕を閉じる点だけは納得がいかない。
父子愛を強調したのだろうが、きちんと制裁を受けるところまでは描くべきだったと思う。
そういえば前作『ワンダーウーマン』は冒頭で、ダイアナはブルース・ウェインからスティーブの写真の原版を贈られ、それを見ているうちに回想に入って本編が始まるという構成だったが、本作を見るとダイアナは、スティーブとの二度目の別れを経験してからあの写真を贈られたことになるのだな。
一体どんな心境であの写真を見つめていたことやら。
今回のヴィランであるマックスを演じているのはペドロ・パスカル。
この作品以前には『グレートウォール』や『キングスマン/ゴールデン・サークル』などに出ていたのを思い出すだけだが、今じゃ『スター・ウォーズ』のマンダロリアンを経て、『ファンタスティック4/ファースト・ステップ』ではリーダーのミスター・ファンタスティックを演じて堂々の主演。
何か急激に売れて来た印象があるのだが、”主役”を張るほどの華はないなというのが正直なところなのだが、今後大作の”顔”として定着するだろうか。
最後の最後にチラっと出てくるのが伝説の戦士アステリア。
その彼女を演じてるのが、かつてテレビドラマ版『ワンダーウーマン』の主演だったリンダ・カーター。
撮影当時は既に60代後半だったはずだが、年齢を感じさせないチャーミングさを発揮。
彼女も何らかの形で再登場して欲しかったなあ。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/29336676/





