『君のガチ恋距離にいてもいいよね?/クラスの人気アイドルと気ままな息抜きはじめました』 戸塚陸
2025年 07月 23日
元バスケ部男子・瀬崎灯也の高校には、人気アイドル・姫野雫がいる。
周囲から“女神すぎる美少女”と呼ばれる雫は、その飛び抜けた容姿と明るい性格から、クラスでも人気者だが――
「やっほー、瀬崎くん。一緒に息抜き、しよ?」
灯也の隣でそう語る自由人。これこそが彼女の真の姿だった。
皆の前では一番星のように輝く雫だが、偶然にも彼女の素顔を知った灯也だけには、気ままで甘えたがりな一面を見せるようになる。
二人はお忍びでゲームセンターに行ったり、カラオケで歌ったり、夜の公園で過ごすうちに、身体が触れ合うほど距離も近くなって……?
気ままな“女神の息抜き”に付き合っていく、秘密の物語がはじまる。
灯也はアイドルに興味がなく、クラスメイトといえども雫とは特別の接点はなし。ところが灯也のバイト先の常連客が、実はお忍びで来ていた雫であることを偶然知ってしまい、そこから秘密を共有することになり、少しずつ「アイドルではない」雫に興味を持ち出し、「友達」となっていくというお話。
書名とは裏腹に、二人は「ガチ恋」距離にはいない。
雫の方は自分のことをアイドルとして特別視しない灯也に、少しずつ特別な感情を抱きつつあるように伺えるが、灯也の方はまだ「友達」として雫を支えて上げられれば、と思っている段階。
またもう一人、準ヒロインとも呼べそうな存在が金井夏希という灯也の中学からの友人で、彼女は灯也の過去のアレコレを色々知っているようで、かつ雫の大ファン。
何とかして灯也も自分と同じガチのファンにしようと目論んでいるのだが、雫の方は灯也と仲が良い夏希を強く意識しているようだし、また夏希の方も自分が考えてる以上に雫と灯也の距離が近いことを知ったらどんな反応を示すのやら。
今後灯也と雫の距離も縮まって行きそうだし、三角関係にもつれ込む可能性もありそうだが、2巻、3巻と続いていくだろうか。





