『ハイランダー2/甦る戦士』(1991)
2025年 07月 24日
500年前、惑星ザイストで独裁者カターナに反旗を翻したマクラウドとその師ラミレスは、捕えられ地球へと追放された。時は流れ1999年8月、オゾン層の破壊によって危機に瀕した地球を救うべく、マクラウドは防護シールドを開発。
これによって最悪の事態は免れたが、闇に覆われた地球は高温多湿の世界へと化してしまう。
そして25年が過ぎた。
シールド破壊を目論むテロリストグループのリーダーであるルイーズと出会ったマクラウドは、彼女の口からオゾン層は元通りになったものの、シールドを管理している企業が己の利益のためにそれを隠匿していることを知らされる。
一方カターナはマクラウド抹殺のため、地球に刺客を送り込む。
マクラウドは蘇ったラミレスと共にこれに立ち向かう。
いきなり近未来のサイバーパンクもどきとなり、主人公が宇宙人だったというとんでもない設定になってしまう。――というのは30数年前に見た時の感想。
スタッフが初めから辻褄合わせなんかする気がなかったんだろうと思える。
これはこれでカッ飛んでいていいのだけれども、「じゃあパート1はなんだったんだよ!」とも言いたいからマイナス。
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』みたいなパラレルワールドの続編とでも思えばいいのかな。
でないとショーン・コネリー復活の理由がわからんし。
1作目の『ハイランダー/悪魔の戦士』と二本立てで見ちゃったもので、その落差に愕然となったのは割り引いても落胆ぶりが窺える。
実際今見てもお話は面白くないし。
ただ「好き」か「嫌い」かを問われれば「嫌い」にはなれない作品だ。
クリストファー・ランバートは格好良いし、ショーン・コネリーは茶目っ気タップリでチャーミングだし、マイケル・アイアンサイドの憎々しさに、ジョン・C・マギンリーの小者感。
それに惜しくも魅力全開とはならなかったものの、ヒロイン役のヴァージニア・マドセンもなかなか可愛らしい。
ラッセル・マルケイ監督の絵作りだって悪くはない。
あとはプロデューサー側に、もっと「シリーズ物を作ってるんだ」という志を持った人がいれば何とかなったのかもしれない。
いや、逆に「細けえことはいいんだよ!」精神で押し切ったからこそ、これだけのクオリティの作品に仕上がったとも言えるのか?
そういえばヘンリー・カヴィル主演で動いているリメイク版に、今度はラミレス役でラッセル・クロウの出演が決まったとのこと。
なんだよ、『マン・オブ・スティール』かよ。





