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舞台『死神遣いの事件帖 終』

舞台『死神遣いの事件帖 終』_e0033570_14273180.jpg江戸の片隅で探偵業を続ける久坂幻士郎は、相棒だった死神・十蘭が冥界へ帰って半年、どこか虚しさを抱えながら日々を過ごしていた。
そんな中、現れた美女・時雨に「兄を助けてほしい」と依頼され、幻士郎は幼馴染で死神遣いの鉄斎に会いにいく。
するとその傍らには、幻士郎が封印したはずの最恐の死神・無限狼の姿があった!
だが、その無限狼は穏やかで礼儀正しい別の死神で――
拍子抜けしながら、「彼と一緒に死神遣いとして名を上げる」と息巻く鉄斎に仕事を斡旋するため、幻士郎は幕府の要人・保科正之の元を訪れる。
そこで、自身も思いがけず依頼を受ける羽目になるのだが、この依頼がのちに幕府を揺るがす重大な事件へと発展していく。
一方、冥界では十蘭が、家臣の謀叛により、乳母・鵺灯とともに投獄されてしまう危機に合う。
間一髪、難を逃れた近習・弾正が、十蘭を助けてくれるよう、現世の幻士郎に頼みに向かった。
だが、それぞれの想いを胸にした盟友・幻士郎と十蘭は、再び相まみえることを拒絶する!
信じる力が、世界を救うのか――
死神遣いの事件帖、いま堂々の完結へ!

これが本当の『しにつか』ファイナル。
出演は鈴木拡樹、安井謙太郎、梅津瑞樹、森崎大祐、田淵累生、田口涼、松本寛也、田辺幸太郎、ザンヨウコ、宮原華音、鈴木裕樹、映像出演として崎山つばさ、陳内将、小林亮太、更に声の出演が神尾佑。
原案は須藤泰司、そして脚本・演出が毛利亘宏。

上演時間は2時間強とタイト。
オープニングからハイテンションかつスピーディな殺陣に始まり、ダンスありギャグあり、勿論シリアスな芝居ありで最後まで一気に突っ走る。
そういや『しにつか』の舞台版は1本目は十蘭だけ、2本目は今度は幻士郎だけの出演だったが、3本目のファイナルにして初めて二人が舞台上で相見えることになったんだな。
それだけでお祭り感があるし、幻士郎と十蘭との出会いが描かれ、映像出演分も含めるとシリーズレギュラーの大半が顔を揃え、弥が上にもファイナルを盛り上げる。

また今回、幻士郎の幼馴染・鉄斎役で鈴木裕樹が出演していることもポイント。
これが初共演となるようだが、幻士郎役の鈴木拡樹とは字が違うものの同姓同名。
ということでW「スズキヒロキ」を弄った楽屋落ち的なネタも仕込まれていたが、それをわかって見ている客席の反応も良い。
そういや今回も客席の90%くらいは女性客だったんじゃなかろうか。
宮原華音の凛とした格好良さ、梅津瑞樹の文句なしの怪演、仕掛けられた謎とその謎解きも合わせて大いに楽しませてもらった。

映画版のファイナルは正直不満で一杯だったが、この舞台版なら登場人物たちに笑ってサヨナラを言えて、素直に送り出せそうだ。
でも――
叶うならば数年後、またどこかで幻士郎と十蘭のコンビにまた逢いたいという気持ちは隠すべくもない。


by odin2099 | 2025-08-10 14:30 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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