『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(2025)
2025年 08月 11日
お話は前作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の5年後から始まるのだが、気候や環境の変化に耐えられず、今や恐竜は激減してるという状況になっている。そして赤道付近でのみ生息しているのだが、製薬会社のマーティンは画期的な新薬開発に是非必要だと説得して特殊工作員のゾーラを雇い、古生物学者のヘンリーやゾーラの長年の相棒の傭兵ダンカンらと共に、ティタノサウルス、モササウルス、ケツァルコアトルスのDNAサンプル採取にノコノコと出発する。
途中モササウルスに襲撃され漂流していた家族を救出するも、今度は自分たちも襲われてしまって船は大破し、とある島へと辿り着く。
で、その島というのがかつてインジェン社が恐竜たちの遺伝子操作の実験を行い、今は放棄された施設だったということで、これもハモンドの爺さんの意向だったのか、それとも与り知らぬところで会社ぐるみで暴走していたのか、ホントにロクでもない会社だ。
ということで”諸悪の権現”インジェン社の関与を覗けば、最早『ジュラシック・パーク』の要素は殆どなし。
後付けでパークに関する第3の島は出てくるし、これまでのシリーズの主人公たちを一堂に会し、恐竜と人間との共存や共栄の道を模索しつつ綺麗にまとめた前作のラストも、結局は否定した形だ。
マーティンはひたすらクズだし、ゾーラとダンカンには何やら重たい過去があるみたいだし、救助されたデルガド一家(父のルーベン、長女のテレサ、次女のイザベラ、テレサの恋人のザビエル)も決して仲良し家族という訳でもなく、皆が皆色々抱えているようだが(ヘンリー博士だけはあまり深掘りされてない。グラント博士の教え子だったってことくらいだけど、それがプラス・マイナスどちらに影響を与えたのかは不明だ)、そっち方面の辛気臭い”人間ドラマ”とやらには深入りはせず、ひたすら怪獣から逃げ出す(いや、怪獣ハンターの一面もあったわ)冒険アドベンチャーに全振りしているので、思ってたよりも愉しめた。
1作目の『ジュラシック・パーク』を彷彿とさせる場面やシチュエーションがあったり、前半は『ジュラシック・パーク』というより『ジョーズ』みたいな雰囲気もあったりで、これまた前作とは違った意味でシリーズの集大成かなと思える。
不満といえば、本シリーズ毎度のことだが吹替版のキャスト。
なんで毎度毎度こうなるかな。
もっとオリジナルに対してリスペクトを持って欲しい。
あと本職枠で起用されてる某人気声優だが、アニメだと気にならないけど洋画だと喋り方に癖があって気になるんだよなあ。
格好良いと考えてのことなんだろうが、他の人に比べて浮いている。





