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『沈黙の艦隊/北極海大海戦』(2025)

『沈黙の艦隊/北極海大海戦』(2025)_e0033570_19001667.jpgニューヨークを目指す「やまと」。
その「やまと」を沈めるため、米艦隊は北極海に精鋭を送り込む、というところから始まる北極海大海戦。
それと並行して竹上総理は自ら新党を立ち上げ、国民に信を問うべく解散総選挙に打って出る、というドラマが描かれる。

『沈黙の艦隊』の第二部は、やはり映画の続きではなくドラマの続きであり、潜水艦対潜水艦の、静かだが熱い戦いと、一国の、いや世界の命運を左右しかねないポリティカル・サスペンス、その両方が愉しめる非常に贅沢な作品に仕上がっていた。
「潜水艦映画に外れなし」との言葉は、この作品にも当てはまりそうだ。

登場キャラクターが多く、それぞれが己が胸中に抱く思いが随所に垣間見られ、時折ハッとさせらるので正直言って物足りなく感じる場面も少なくはないのだが、映画の続編公開よりも先にドラマのシーズン2製作の報が流れただけに、そのあたりは何れ配信されるであろうドラマ版で補完されるものと信じる。

米艦隊に勝利した「やまと」は、遂にニューヨーク沖へ。
そうなると気になるのは今後の展開である。
特に今回は、”もう一人の主人公”といえる深町艦長、それに彼の指揮する「たつなみ」のクルーが全く姿を見せないので、色々と気になった観客も多いのではなかろうか。
本作の反響次第なのだろうが、願わくば「やまと」には今しばらく航海を続けていただき、無事にラストまで辿り着いて欲しいものである。


Commented by ふじき78 at 2025-10-12 00:55
玉木宏がいないと寂しい。やはり、ユースケ・サンタマリアがいてくれないと、いい解説が入らない。

潜水艦戦がいっぱいあって普通に面白かった。
Commented by odin2099 at 2025-10-13 13:37
> ふじき78さん

今回は「たつなみ」の面々がいなかったから、”濃度”という面ではイマイチだったかな。
他の自衛隊の面々も個性的な連中が揃ってるし、米海軍はそれこそ”濃い”キャラが多かったけれど。
おそらく作られるであろう3作目にちょっと期待。
by odin2099 | 2025-09-30 19:04 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(2)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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