『沈黙の艦隊 VOYAGE 2』（1997）

独立国家宣言をした原潜「やまと」は日本との友好条約を提案、東京湾へと進入する。
在日米軍は「やまと」を撃沈すべく臨戦態勢を整えるが、日本政府はこれを受諾
し、交渉が実現した。
その席上で海江田は、「やまと」の目的が世界規模の超国家軍隊の創設にあることを明らかにする。
竹上総理は「やまと」を自衛隊の指揮下に置き、更にその指揮権を国連に委ねることを条件に友好条約は成立する。
一方ベネット米大統領は、東京湾内の米国艦隊に対し、「やまと」への攻撃命令を下した。

アニメ版『沈黙の艦隊』の続編OVAで、物語的には実写映画１作目の続きにもなっている（ドラマ版では描かれているので、実写映画２作目との間の出来事だ）。
当時のメモを見ると

１時間足らずで「やまと」と日本との友好条約締結と東京湾脱出を描いてるわけで、今一つ食い足らない。
前作もそうだけど、もっとゆったり見せて欲しいものだ。

と書いているのだけれども、今見ると時間の割にはよくまとめてるなと感じる。
日米双方の政治家連中（軍人もか）のキャラクターが単純化されているのは残念に思うところだが、その分お話としては分かりやすくなってはいる。

それに前作よりも出番は減ったが、深町の存在感。
これぐらい”強い”キャラクターであって欲しかったな、実写版でも。