『マイティ・ソー/バトルロイヤル』
2025年 10月 09日
それでいて作品の中ではそれなりに重要な存在というのは、ゲスト出演としては理想的じゃないだろうか。エンドクレジットの途中で唐突に出てきたり、次回作への伏線を張るだけで退場しちゃうパターンが多いだけに、この作品でのストレンジの絡ませ方は良く考えられていると思う。
また前作に登場した時よりも、遥かに魔術師として成長している姿も描かれている点も。
このソーとストレンジのやり取りを含め、全体的にコミカルテイストで幕を開ける本作だが、アスガルドはこれまでで最大の危機を迎える。
アスガルドを征服せんとするソーの姉ヘラの恐ろしさがこれでもか、と出てくるのだが、今一つ強大な感じがしないのは、並行して語られるサカールでのソーやハルク、ヴァルキリー、ロキ、グランドマスターらのやり取りのコミカルさにある。
これがあるからこそこの映画は娯楽作品として評価されているのだろうが、作品全体のバランスを考えると随分と歪な作品だったんだなと気付かされる。
そして最後に登場するサノスの宇宙船。
これから先に厳しい戦いが待ち構えていることを、弥が上にも気付かされる。
その一方で、当然ながら次回作以降への期待値も跳ね上がるということだ。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/26154845/
https://odin2099.exblog.jp/27124045/
https://odin2099.exblog.jp/28076701/
https://odin2099.exblog.jp/29114388/





