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『ブラックパンサー』

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でデビューした新ヒーロー、ブラックパンサーの単独主演作品。
キャラクターのお披露目はもう済んでいるので、今回は本人と彼を取り巻く環境や人間関係を幅広く紹介するものとなっている。

『ブラックパンサー』_e0033570_20504283.jpg<MCU>内の既知の人物として、橋渡しの役割を担って登場するのはロス捜査官。
他の作品で多少の接点を持った人物同士を、こうして別の作品でガッツリ組ませて物語を作り上げるというのは、実は相当凄いこと。
シリーズ物でも何でもないのだから、これぞユニバース物の醍醐味と言えそう。
また更に別の作品に出ていて、今回の映画のメインキャラとはこれまで何の絡みのなかったクロウが、これまた同じ作品世界の住人として、さも当然といった顔して出てくるのだってかなりヤバい話なんである。

そして”ホワイトウルフ”ことバッキー、彼もまた当たり前のように最後に顔を見せる。
過去の作品でワカンダに亡命した経緯には触れられているのだけれども、本筋に絡むでもない完全なカメオ出演だ。
しかしワカンダにいるのだから画面に映ること自体は不思議でも何でもないし、次回作でいよいよサノスとの一大決戦が始まるのだから、その期待を煽る意味でもこれも理想的なカメオかもしれない。
これまでは映画本編とは全然無関係な場所で、唐突に出て来て「次もヨロシク」的なカメオが多かっただけに。

最後に今回のヴィラン、キルモンガーについて。
彼に関しては同情的な意見も多く人気も高いようなのだが(チャドウィック・ボーズマン逝去に伴う二代目ブラックパンサー役に推す人も少なくなかったようで)、如何せんやってきたことが悪辣すぎるし、彼の主義主張は的を射ている部分もありはするが、全面的に共感できるとは言えないので許す気にはなれない。
中途半端に改心したりせずティ・チャラに対して若干の歩み寄りを見せた程度で終わったのは評価するが、これがもしロキのように何らかの形で復活し、違う側面を見せたならば復権したかもしれないな、とは思う。

【ひとりごと】
ロス捜査官とドクター・ストレンジが邂逅する、なんて場面が今後出てこないかなあ。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/27125999/
https://odin2099.exblog.jp/27540714/
https://odin2099.exblog.jp/28081066/
https://odin2099.exblog.jp/29142179/


by odin2099 | 2025-10-11 17:56 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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