『一生働きたくない俺が、クラスメイトの大人気アイドルに懐かれたら』 岸本和葉
2025年 10月 17日
専業主夫を目指す高校生・志藤凛太郎のクラスには、大人気アイドル〝ミルフィーユスターズ”のセンター・乙咲玲がいる。
これまで関わることのなかった二人だが、ある日空腹で倒れかける玲に、凛太郎が手料理を振る舞うことになり……
「月三十万払う。だから毎日食べに来ていい?」
こうして二人の交流――半同棲生活が始まった。
一人暮らしの部屋へ押しかけてくる玲に、距離感を掴めない凛太郎。
そんな彼に玲が見せるのは、教室でもステージでも見せない無防備な姿で……?
同級生で大人気アイドルな美少女との、むずむず&ドキドキ必至な半同棲ラブコメ、開幕!
平凡な主人公がアイドルと密かに付き合うというラブコメは色々あるけれど、凛太郎が実は大企業の御曹司だが、仕事人間の父親に反発して独り暮らしをしている、というのがポイントだろうか。
そんな父に愛想を尽かして母親が出て行ったのを見て、逆に自分は専業主夫を目指しているというのがユニークで、自分は働かずに奥さんを働かせる生活を夢見てる。
一見するとトンデモナイことを言ってるようだが、その為に身に着けた家事全般はハイスペックで、そんな凛太郎にはレイだけじゃなく、ミアとカノン、他のミルフィーユスターズのメンバーもゾッコンになる。
凛太郎なしでは生活できなくなったレイの提案で、初めは同じマンションの同じフロアの部屋を四部屋借り切って疑似共同生活を始めるが、やがて凛太郎の実家で4人で共同生活を送るようになる。
実はレイと凛太郎の出会いはレイ側からの作為的なもので、凛太郎はハッキリ覚えていなかったものの、幼い頃に出会ってからレイはずっと凛太郎が気になっていて、高校で再会したことでアプローチを仕掛けたという次第。
だがそこから単純なハーレム物へと移行しないあたりも面白い。

これに幼馴染である他社の社長令嬢から婚約の話が持ち込まれたり、ライバルのアイドルからもアプローチされたりといった展開も交えながら現在7巻まで刊行中。
となるとスキャンダル発覚とかそういう展開にならなければまだまだゴールインは先になりそうだし、あるいは明確な結末を描かずに終わるのかも?
専業主夫を目指す高校生・志藤凛太郎のクラスには、大人気アイドル〝ミルフィーユスターズ”のセンター・乙咲玲がいる。




