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『ピンク・パンサー5/クルーゾーは二度死ぬ』(1983)

『ピンク・パンサー5/クルーゾーは二度死ぬ』(1983)_e0033570_17465756.jpgクルーゾー警部が失踪して一年、フランス政府は世界一の刑事をコンピューターで選び、クルーゾー捜索の任に当たらせることを決断、ドレフュス主任警部にその人選を一任する。
だがドレフュスは、世界最低の刑事を選ぶようにコンピューターに細工し、かくしてニューヨーク警察の厄介者、クリフトン・スレイ刑事がクルーゾーの足跡を追うことになった。

ピーター・セラーズ不在の穴を埋めるべく、クルーゾー同様にドジでマヌケな新主人公を立て、ドレフュスやケイトー、フランソワ刑事、ボールス教授らレギュラーメンバーで脇を固め、宿敵である”怪盗ファントム”ことチャールズ・リットン卿(演じたデヴィッド・ニーヴンは撮影後に死去、本作が遺作とのこと)、その妻シモーヌ、甥のジョージ(ロバート・ワグナーは妻ナタリー・ウッドが謎の事故死を遂げてから初の出演?)らリットン・ファミリーも顔を揃えるという”完結編”だ。

スレイはのっけから命を狙われまくるが、犯罪組織もドレフュスもクルーゾーなんかいない方がいいワケで、あの手この手でスレイの捜査を妨害してくる。
その危機を偶然や幸運に、或いは対立する組織同士のイザコザに助けられて難を逃れるのだが、これ、クルーゾーだから面白いのであって急に新人出されても、ねえ。
110分の上映時間が長い長い。

肝心のクルーゾーはというと、何故かチャンドラ伯爵夫人の愛人に収まっていて、整形手術で世界的な映画スターそっくりになっている、という設定。
その整形後を演じているのはTurk Thrust IIという俳優さんだが、何のことはない、ノンクレジットで出演しているロジャー・ムーアだ。
一生懸命にピーター・セラーズの物真似をしているのが、いとあはれ。

誤った情報に踊らされたスレイは、クルーゾーは整形手術で別人となったが、ダイヤ売買のトラブルで殺害されたと報告。
ドレフュスも、死体は別人だと知りながらも指紋が一致したと偽証し、公式にクルーゾーは死んだことにされ、シリーズに(一応の)幕が降ろされた。


by odin2099 | 2025-11-01 17:50 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

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