『オーメン18エンジェル』(1997)
2025年 11月 04日
音楽教師のスタントンは妻と娘ルーシーと幸せな家庭を築いていたが、エトルリア文明の研究者であった妻が、シメオン神父を取材した直後に謎の自殺を遂げたことからその生活は一変する。モデル志望のルーシーの元には写真家からイタリアでの撮影の誘いがあり、スタントンにもローマの古いオルガンの調査依頼が舞い込む。
二人はイタリアの片田舎にある修道院を望む家へと連れて来られるが、これはルーシーを狙った恐るべき罠だったのだ。
シメオン神父は18人の天使を捧げ、美しき悪魔を再臨させようと企む邪教集団の指導者だったのだ。
やがてスタントンは、自分たちの周囲で起こる怪異からルーシーに危険が迫っていることを察知する。
原題は“THE EIGHTEENTH ANGEL”で、『オーメン』シリーズとは無関係。
ただ製作総指揮と脚本を務めたのが『オーメン』の脚本を手掛けたデビッド・セルツァーで、同様に悪魔復活を目論むストーリーなので、姉妹編や番外編として愉しむことも出来そう。
出演はレイチェル・リー・クック、クリストファー・マクドナルド、マクシミリアン・シェル、スタンリー・トゥッチ、監督はウィリアム・ビンドリー。
古風なオカルトホラーで、ロケーションも良い感じでムードは出ているのだが、これといって残酷描写もなく、然程の怖さもない。
悪魔復活の仕掛けというかお膳立ては凝っているのだが、その仕組みが今一つわかりづらいのと、登場人物が無駄に多くてきちんと役割を果たしていないのが残念。
ということで最大の見どころはヒロインである。
なんせビデオパッケージには「90年代アメリカ映画界最高の美少女レイチェル・リー・クック主演」と謳っているくらいだ。
実際、劇中には彼女のクローズアップショットが数多く含まれていて、あたかもPVのよう。
彼女に見惚れていれば1時間半はあっという間である。
最後、父親は必死になって娘を助けようとするが、奮闘むなしくその命を散らしてしまう。
だがその時奇跡が起き、心臓は再び動き出して彼女はゆっくりと目を開けるのだが、その目は…。
本家のように続編の構想があったのかも知れない。





