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『踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)

『踊る大捜査線 THE MOVIE2/レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)_e0033570_20592583.jpgお台場が観光名所と化し、湾岸署も日々雑務に忙殺されていた。
そんなある日、猟奇的な殺人事件が発生する。
初の女性管理官の沖田を筆頭に室井ら本庁の一団が到着し、特別捜査本部が設置された。
だが捜査は難航し、更に湾岸署の面々を蔑ろにする沖田のやり方に青島らの不満が爆発する。
そして第二の殺人事件が勃発する。

脚本:君塚良一、監督:本広克行による劇場版『踊る大捜査線』の第2弾で、出演は織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、水野美紀、ユースケ・サンタマリア、北村総一朗、小野武彦、斉藤暁、小西真奈美、真矢ミキ、神山繁、筧利夫、高杉亘、大和田伸也、岡村隆史、いかりや長介ら。
お馴染みのメンバーが顔を揃え、新しい顔ぶれも加わっている。

このシリーズに関する予備知識はほぼ持ち合わせていないが、それでも十分に楽しめた。
これだけの群像劇でありながら、よく各々のキャラクターが立っているなあと感心。
また見ていて何となく『機動警察パトレイバー2』を連想してしまったのだが、聞けばスタッフは本作製作の際に参考にした由。
また題名とは裏腹に、レインボーブリッジがなかなか閉鎖できないのが縦割り社会を皮肉っていて面白いところだ。

ただ138分というランニングタイムは些か長すぎる気もする。
特にスリの一家や噛みつき魔の事件は、一応メインの事件に影響を与えはするものの、そこまで尺を取らなくても良かったのではと思うし、署長の不倫疑惑も引っ張り過ぎ。
ちょっとしたスパイスとして匂わせる程度でも良かったような。
それに前作では青島の生死が!?という「おどかし」の場面が用意されていたが、本作では恩田すみれ。
二作連続の「死ぬ死ぬ詐欺」はあまり感心しない。

事件の犯人を差し置いて、本作で悪役ポジションに据えられているのが、真矢ミキ演じる女性管理官の沖田。
エリートのエゴイズムに凝り固まってはいあるが、何か裏があるのかなと思いきや最後まで嫌なヤツのままで終わってしまった。
ちょっと勿体ないなと感じていたのだが、どうやら後続作品内では復権を果たしている模様。
何れそちらも見てみたい。

それにしてもこうやって改めて見ると、お台場って時代を象徴する場所だったのだなあとしみじみ思う。
バブルは弾けたものの、まだその残り香が感じられる。
でも最近の映画のように思っていたが、既に20年以上昔の作品、お台場周辺もかなり様変わりしたもんである。

【ひとこと】
「事件は現場じゃなくて会議室で起きている」という沖田の台詞は、前作に対するセルフパロディってことなんだろうな。


by odin2099 | 2025-11-06 21:01 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


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