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『真夜中の向こう側』(1977)

『真夜中の向こう側』(1977)_e0033570_11554672.jpg貧しい生まれだが美貌に恵まれたノエルは、父に無理矢理資産家の愛人にさせられるが、逆に男を利用することを覚える。
そんな彼女はラリーと出会って恋に落ち結婚の約束を交わすが、端から遊びのつもりだったラリーは彼女を捨て、そのことを知ったノエルはラリーへの復讐を誓う。
一方、都会に出てきて念願の広告代理店に就職出来たキャサリンは、社長に気に入られて出世し、ラリーと出会って結婚するのだが、やがてキャサリンとラリーの間にはすきま風が吹き始める。
業界関係者と次々と関係を結んで有名女優にのし上がっていたノエルは、大富豪デミリスの愛人となって職を失っていたラリーをデミリスに雇わせる。
今でもラリーを忘れられないノエルと、初めはノエルのことを忘れていたラリーは寄りを戻すのだが、今度はキャサリンの存在が邪魔になっていた。

シドニィ・シェルダンのベストセラー小説の映画化で、最初に早川書房から出た翻訳本もタイトルは『真夜中の向こう側』だったが、後に”超訳”で知られるアカデミー出版から再発売される際に『真夜中は別の顔』に改題され、以降はこちらのタイトルの方が有名になった。
原題は”The Other Side of Midnight”で、”Other Side”をどう訳すかで随分と雰囲気が違ってくる。

この映画を初めて見たのは30年以上前で、自分の周囲ではちょっとしたシドニィ・シェルダンのブームが起こっており、友人や先輩に借りて『血族』『ゲームの達人』、『陰謀の日』、『時間の砂』、『私は別人』等々読み漁っていたが、その時に映画版を見つけて鑑賞した次第である。

『真夜中の向こう側』(1977)_e0033570_11562230.jpgその当時のメモを読むと、「上映時間が167分もありながら、映画の筋をなぞったスケルトン小説ならぬ、小説の筋をなぞったスケルトン映画だ」とか書いてあって、物足りなさを感じていたことがわかる。
今回見直してみても、表面だけをなぞってるなあという印象で、原作小説は上下2冊本だけれども、映像化するにはTVのミニシリーズで60分×5話とか、90分×3話とか、最低でもそのぐらいの分量は必要だなと思った。

出演はマリー=フランス・ピジェ、ジョン・ベック、スーザン・サランドン、ラフ・バローネ、クルー・ギャラガー、クリスチャン・マルカンら、音楽担当はミシェル・ルグラン、監督はチャールズ・ジャロット。

ノエル役のマリー=フランス・ピジェの脱ぎっぷりの良さが光るし、それに対抗してかキャサリン役のスーザン・サランドン(若い!)もチラっとヌードを披露。
ラリー役はジョン・ベックだが、自分が小説読んで抱いていたイメージとはかなり違った、ともメモには記してあり、これも不満点だったようだ。


by odin2099 | 2025-11-15 11:59 |  映画感想<マ行> | Trackback | Comments(0)

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