『評決のとき』(1996)
2025年 11月 29日
ミシシッピー州で10歳の黒人少女が、白人男性2人に強姦される。娘の父親であるヘイリーは裁判所に赴き、容疑者2人を銃で殺害、逮捕される。
若手弁護士のジェイクは友人であるヘイリーを弁護することになるが、彼や彼の家族、関係者たちも生命の危険に脅かされる。
街では白人至上主義者たちと黒人住民との間で暴動が起こって死傷者も出てしまい、更に陪審員が全員白人という圧倒的に不利な状況の元、ヘイリーの裁判は始まった…。
ジョン・グリシャムのデビュー作『評決のとき』の映画化作品で、出演はマシュー・マコノヒー、サンドラ・ブロック、サミュエル・L・ジャクソン、ケビン・スペイシー、オリバー・プラット、チャールズ・S・ダットン、ブレンダ・フリッカー、ドナルド・サザーランド、キーファー・サザーランド、パトリック・マクグーハン、アシュレイ・ジャッド、トーニャ・スチュワート、脚本アキバ・ゴールズマン、監督はジョエル・シューマッカー。
このグリシャムの処女作は当時売れず、二作目の『法律事務所』、それに続く『ペリカン文書』、『依頼人』がベストセラーになってから改めて売れ出したとのこと。映画化も『ザ・ファーム/法律事務所』、『ペリカン文書』、『依頼人〔ザ・クライアント依頼人〕』に続く四作目となった。
個人的にもこの初期四作品の中ではこの『評決のとき』が一番面白いと思うし、映画化作品としても成功していると思う。
ただ敗色濃厚な裁判の最終弁論でジェイクが泣き落としを図り、それで判決が覆るという締めくくりだけは甘いなあと感じてしまう。
なおグリシャムの五作目『処刑室』(『チェンバー/凍った絆』として映画化され、ビデオリリースの際に『チェンバー/処刑室』に改められた)ではこの裁判への言及があるが、他にも弁護士ジェイク・ブリガンスを主人公にしたシリーズが、今のところ三作目まで刊行されているそうなので気になっている(未翻訳)。





