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『武士道ブレード』(1979)

ペリー提督指揮の米軍極東艦隊が横浜に来航、和親条約締結を求めてきた。
開国派と尊皇攘夷派とで揺れる日本だったが幕府は開国を決断し、林復斎を全権大使として調印に臨むことになったのだが、将軍より米大統領に献上するはずだった名刀が、開国に反対する大和守の配下の者によって奪われてしまう。
ペリーは早く条約を批准しようと迫るが、林は刀の献上が先だと譲らず、開国派の井戸守に奪還を命じる。
ペリーもまた井戸守には拒否されたものの、ホーク大佐と士官候補生のガル、それに水夫長のジョンソンに井戸守を手助けするように指示を出すのだった。

『武士道ブレード』(1979)_e0033570_20320929.jpgアーサー・ランキンJr.製作の日米英合作映画で、監督は合作映画というとお呼びがかかるトム・コタニこと小谷承靖
出演はペリー提督にリチャード・ブーン、林復斎に三船敏郎、井戸守に千葉真一、大和守に丹波哲郎、ホーク大佐にフランク・コンバース、彼らに協力する漁師にマコ、村娘に浅野真弓、船乗りにジェームズ・アール・ジョーンズ、井戸守に仕える混血児の女侍にラウラ・ジェムサー、大和守の部下で一番の剣の使い手山崎伝之進に天津敏とかなり豪華な配役。
他にも大前均なども出ており、日本で未公開なのはちょっと残念だし、VHSのみでDVDが出ないのも勿体ない。
今回はビデオを発掘して30数年ぶりに再鑑賞。

日本人というか武士のケジメの付け方は切腹で、敗れた相手への止めは首切り、お風呂は男女混浴…とか色々とモノ申したい面もあるにはあるが、日本人キャストやスタッフが多くいたのだろうし(三船プロが撮影に協力しているらしい)、彦根城や大徳寺でロケを行ったりしているので、さほど「トンデモ日本」な感じはしない。
まあ、ハーフの女サムライはちょっとあり得ないかな、とは思うが。

ストーリーも、途中でラブストーリーを挟んだりで多少中弛みを感じはするものの、キャストのしっかりとした演技に支えられ、なかなか見応えがあるものになっている。
また浅野真弓と”褐色のエマニエル”ことラウラ・ジェムサーのヌードが(チラっとではあるが)拝めるのもお得な感じ。
なお、リチャード・ブーンと天津敏は共に本作が遺作とのこと。

【ひとりごと】
三船敏郎は日本語を話す僅かなシーン以外は吹替、千葉真一は日本語を話すシーンがないので全部吹替かなと思うのだが、最後の台詞は本人の声っぽく聞こえる箇所がある。
そして丹波哲郎は日本語も英語もどちらも本人、流石!である。


by odin2099 | 2025-11-30 20:34 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


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