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『金曜日の別荘で』(1991)

『金曜日の別荘で』(1991)_e0033570_18373877.jpg妻アリーナを賛美するステファノだが、彼女にはそれが物足りない。
そこで週の5日は夫と暮らし、週末の2日は愛人のパオロと暮らすという契約を夫と交わす。
初めのうちは快く妻を送り出していたステファノだったが、帰宅する度に聞かされるアリーナとパオロの性生活の様子に次第に冷静でいられなくなる。
愛人のルイーザや娼婦と寝ても、ステファノは決して満たされることはなく虚しいだけだった。
一方パオロとの濃厚な時間に、ステファノでは味わえない快感を覚えていたアリーナだったが、やがて彼女を独占しようとする彼の暴力がエスカレートしはじめてしまい…。

原作はアルベルト・モラヴィアで、自身と最初の妻エルサ・モランテ、それにルキノ・ヴィスコンティの3人の関係がモデルになっているそうだ。
監督はマウロ・ボロニーニ、出演はジュリアン・サンズ、ジョアンナ・パクラ、チェッキー・カリョ、ララ・ウェンデル。

約30年ぶりに再鑑賞。
といってもジョアンナ・パクラが脱ぎまくっていたという記憶しかなかったのだが、改めて見ると記憶以上に脱いでいた。
おそらく登場シーンの半分以上は脱いでいるんじゃなかろうか。

また彼女以外にもララ・ウェンデルらが脱いでいて、<ヘア無修正>と謳われているDVDに偽りはないのだが、実はジョアンナ・パクラと同じくらい脱いでいるのがジュリアン・サンズで、こちらはしっかりとボカシを入れられていた。
こっちも(こっちが?)見たかったというファンにはお気の毒としか言いようがない。

それはさておき当時のメモを読むと割と肯定的に捉えていたのだが、確かにお話そのものは難解ではないし、94分という上映時間もお手軽。
おまけにジョアンナ・パクラのヌードが拝めるとあっては少なくてもマイナス評価にはなりようがないのだが、ただこの三角関係が納得出来るか、共感出来るかと問われればノーである。

女神崇拝に近い感覚なのではないかと思われるステファノ、精神的な繋がりよりも直接的な肉体の結びつき、快楽のみを求めるアリーナはまだわかるのだが、週末だけ人妻をレンタルする契約を甘んじて受け入れておきながら(劇中ではその経緯は一切語られないのだが、綺麗ごとを並べたのだろうか)、やがて力づくで奪い取ってでも我が物にしようとするパオロは特に理解出来ない。
初めからステファノから寝とろうと企む方がまだわかる。


by odin2099 | 2025-12-05 18:39 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


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