『ディフェンスレス/密会』(1991)
2025年 12月 06日
その弁護を担当する女性弁護士のT・Kは、スティーブンとは愛人関係にあった。
ある日T・Kは20年ぶりに友人のエリーと再会し家へ招かれるが、実はスティーブはエリーの夫だった。
ショックを受けたK・Tとスティーブンは口論となるが、その際にスティーブこそポルノ映画の製作者だと知ってしまう。
スティーブから暴力を奮われたK・Tは咄嗟にナイフを振り回して難を逃れるが、冷静になった彼女が戻ってくると、そこには血まみれになったスティーブの死体があった。
そして夫殺しでエリーが逮捕され、K・Tは彼女の弁護をすることに。
マーティン・キャンベル監督のエロティック・サスペンスで、 出演はバーバラ・ハーシー、サム・シェパード、メアリー・ベス・ハート、J・T・ウォルシュ、ケリー・オヴァーベイ。バーバラ・ハーシーとサム・シェパードは『ライトスタッフ』以来の共演ということになるか。
ただエロティック・サスペンスとは呼んだものの流石にバーバラ・ハーシーは脱いでおらず、エリーの娘ジョアンナ役であるケリー・オヴァーベイが、バストトップをチラッと見せてくれる程度だ。
これも30数年ぶりの再鑑賞。
当時の感想にも「登場人物が多すぎて交通整理が出来ていない」と書いてあったが、人間関係が複雑すぎる。
先ず、未成年者の娘をポルノ映画に出演させたとして、激怒したその父親が関係者を付け狙い、その中にはK・Tも含まれたのだが、スティーブ殺しとは無関係だったとわかるのが中盤。
次に、父親であるスティーブと性的な関係を持っていた娘のジョアンナが父を殺し、その罪をエリーが被ったということで一旦は解決を見る。
K・Tはエリーの反対を押し切って二人の関係の証拠となるビデオを提出し、エリーは無罪で釈放され、ジョアンナの方も親による未成年者虐待という事実を考慮し罪には問われないことになるのだが、今度は匿名のタレコミがあってK・Tが逮捕されるという流れになり、果たして真犯人は…?となるのだが、自分が死なせてしまった可能性をまったく考慮しないK・Tはちっとも優秀な弁護士には思えないし、薄っぺらい友情で結ばれていた二人の女性が、本音を曝け出して互いに「ザマーミロ」と罵り合うかのような結末にも納得がいかない。
決してつまらない作品ではないのだが、もっと脚本をブラッシュアップしてリメイクしたらもっと面白い作品になりそうな気がする。





