『ゴールデン・スワロー 飛翔伝説』(1987)
2025年 12月 11日
旅の学生の洛が妖怪に襲われるが、その中の一人・小雪に命を救われる。彼女は以前、鳥の姿でいる時に危ういところを洛に助けられており、その恩を返したのだ。
だがそれも束の間、妖怪のボス老女に見つかり、一切他言をしないという約束で許される。
その後、洛はひょんなことから美しい娘と知り合い、押しかけ女房となった彼女との間に子供も生まれ楽しく暮らすのだが、ふとした切っ掛けで妖女の話をしてしまう。
果たして洛の妻は小雪の正体を現すのだが、そこに裏切りを知った老女の魔の手が伸びる。
ストーリーも『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』と殆ど同じで、妖怪退治を目的にしている道士的な存在も登場するし、初めは小雪と対立しながらも最後は彼女を護って命を落とす妹も出て来る。
それに『鶴の恩返し』や『雪女』の要素をプラスした感じである。
主演はチェリー・チェンで、白い衣をたなびかせながら宙を舞う姿は『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』に引けを取らない美しさ。
対する主人公を演じているのはアンソニー・ウォンで、こちらも気弱だが優しい青年を好演。
道士の代わりに出て来るのが剣士で、一人は老女の宿命の相手として出て来る鳳撃天で、演じているのはチョイ・シウキョン。
最初と最後に出て来て、美味しいところを持って行く役どころだ(その割に死んでしまうのだが)。
他にも向左と向右という、しょっちゅう争ってばかりの兄弟が出て来て、こちらはエリック・ツァンとリチャード・ン。
コメディ・リリーフでありながらも、洛が妻のことを小雪の変身した姿だと気付かないのに対し、一目で気付くという実力者。
こちらは最終決戦の前におまぬけな理由で脱落してしまうが、切り札は残してくれる。
といった具合に丸っきりコピーしてるワケではなく独自色を盛り込んではいるので、後は好みの問題か。
これまた30数年ぶりに見返してみたけど、やっぱりチェリー・チェンよりはジョイ・ウォンの方が好みかな。
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』や、あるいは『画中仙』と比べると多少救いのある終わり方ではあるものの、音楽の良さもあって本家に軍配を上げたい。





