『タワーリング・インフェルノ』(1974)
2025年 12月 31日
138階建ての超高層ビルの落成式の日、手抜き工事が原因で開巻すぐに出火し、主人公が危険を訴えるがお偉いさんが耳を貸さずに事態がどんどん悪化、たちまちビルは業火に包まれるというお馴染みのパターンのパニック映画で、プロデューサーは『ポセイドン・アドベンチャー』のアーウィン・アレン、監督はジョン・ギラーミン、音楽はジョン・ウィリアムズ。出演はスティーブ・マックイーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステア、ジェニファー・ジョーンズ、ロバート・ワグナー、リチャード・チェンバレン、ロバート・ヴォーン、O・J・シンプソンといったオールスターキャスト。
元々はワーナー・ブラザースがリチャード・マーティン・スターンの『そびえたつ地獄』を、20世紀FOXがトーマス・N・スコーティアとフランク・M・ロビンソンの『タワーリング・インフェルノ』をそれぞれ映画化しようとしていたが、どちらもビル火災を扱う内容なため、史上初めて二大メジャー会社が共同で製作・配給を行うことになったとのこと。
これも約30年ぶりくらいの鑑賞。
上映時間は165分の超大作だが、火災発生時の緊急対応や、消火や避難、そして救出のプロセスを丁寧に見せることに時間を割いているためダレ場が殆どなく、常に緊迫感が漂っている。
幾つかラブロマンスなども盛り込まれていて、人間ドラマという部分では若干の煩わしさや舌足らずな印象を受けはするものの、豪華キャスト故に画面が引き締まっており、また高所の恐怖も十分に描かれているのでCG全盛の今日の眼で見ても決して見劣りはしない。
そして主要キャラクターがあっけなく退場していくのも、見る側の絶望感を募らせる。
最後が決してハッピーエンドと呼べるものではないのも良い。
実はマックィーンの急逝によって実現しなかったが、『タワーリング・インフェルノ2』という続編企画があったようだ。
また新しいビルで火災が発生し、それをマックィーンの消防士が消火するという内容だったのだろうか。
詰まらなそう…。
これに先駆けたのが『大空港』に始まる「エアポート」シリーズで、同時期に作られたのが『大地震』(『エアポート75』とスタッフ、キャストが共通してる)。
その後はアニマルパニック物になって『ジョーズ』が出てくる、というのがこの頃の流れですかね。
どれも劇場では見てないけど…(^_^;)





