『北極の基地/潜航大作戦』(1968)
2026年 01月 13日
北極にある英国の気象観測基地ゼブラから緊急の救難信号が発信され、急遽ファラデー中佐が指揮する原潜タイガーフィッシュ号が北極へ向かう。だが何故かイギリスの民間人や海兵隊員たちも乗り込み、更にはロシアの民間人も加わるが全ては極秘扱いだった。
航海の途中、艦内で事故が発生し乗組員に犠牲が出てしまうが、これが破壊工作の可能性が高いため、乗組員たちは疑心暗鬼にとらわれる。
ようやくゼブラに辿り着いた一行だったが、所員の半数以上が死亡、しかも中には銃で撃たれた者もいた。
一体基地で何が起こったのかーー?!
アリステア・マクリーンの小説を、ジョン・スタージェスが監督、出演はロック・ハドソン、アーネスト・ボーグナイン、パトリック・マッグーハン、ジム・ブラウンら。
開巻前に1分半の序曲が流れ(音楽はミシェル・ルグラン)、途中にはインターミッションが入り、エンドロールの後には退場用の音楽も用意されているという、2時間半の堂々たる大作映画だ。
これも30年ぶりくらいに見直したのだが、当時のメモには「ちょいとSF色の強い冒険アクション物、というかスパイ物の変形か」、「長尺にも関わらず飽きさせない」、「特撮も快調」と書いてあって、そういえば愉しんだ記憶があったなあと思いながら見ていたのだが、うーん、ちっとも面白くないぞ。
webで感想をチェックするとあんまり肯定的なコメントが見つからなかったのだが、当時の自分はどこに面白みを感じていたんだろうか。
前半は潜水艦映画で、これに誰がスパイなのかという謎解きのサスペンス風味がまぶしてあるのでまだ良いのだが、ゼブラに到着してからは早速怪しい人物が怪しい行動を取りだして、そしてなんとなくあっけなく終わってしまう。
元々ゼブラの秘密というか、救助隊の目的そのものも結構地味だったりはするのだが(米ソ冷戦下ならでは、ではある)、もう少しうまく盛り上げられたんじゃないのかなあと、少々残念な気持ちになる。





