『ブラック・ウィドウ』
2026年 01月 22日
最初にブラック・ウィドウの単独映画が作られるとの話を聞いたときは、セクシーアクション満載、にはならないだろうが、もっとブラック・ウィドウに特化した女性スパイ物みたいなものになるんじゃないかなと思っていた。彼女の初登場作品である『アイアンマン2』終盤での活躍を膨らませたような、例えとしては古くさいけれども女性版「007」のような、そんな作品を期待したのだ。
けれども出来上がった作品はブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフのお話ではあるものの、アベンジャーズ分裂後にひとりぼっちになってしまった彼女が、今はバラバラになってしまった失われた”家族”を取り戻そうとするものになっていた。
見終わってみればナターシャと”妹”エレーナ、ナターシャと”父”アレクセイ、ナターシャと”母”メリーナ、そして四人が一堂に会しての 会話などホームドラマ、ホームコメディの要素もあり十分に愉しめたし、同時にもう一つの”家族”というか”家”であるレッドルームを捨て、本当の意味で自立、独立する姿をも描き、これがあればこそ『アベンジャーズ/エンドゲーム』での決意に繋がったのだろうと理解は出来るが、期待していた内容とは少々異なっていただけに、当初は戸惑いの方が強かった。
ちなみにこの疑似家族、演じてる俳優の年齢は結構バラバラで、アレクセイ役のデヴィッド・ハーバーは1975年生まれ、メリーナ役レイチェル・ワイスは1970年、ナターシャのスカーレット・ヨハンソンは1984年で、エレーナを演じたフローレンス・ピューは1996年なので、実年齢を考えると疑似とはいえちょっと実現しにくい組み合わせだ。
劇中では特に違和感なく見てしまえるのだが。
時系列はおそらく『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』終盤の空港でのアベンジャーズ激突の際、空港でスティーブやバッキーたちを見送った直後に単身で脱出してから、ラストシーンでラフト刑務所に収監された仲間たちを脱獄させに行くまでの間の数日から数週間の間だろう。
作品中で刑務所に姿を見せたのはスティーブだけだが、その彼をサポートしたのがおそらくナターシャだったはず。
だとするとこの作品が『シビル・ウォー』と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の間に公開されていたら、サーガに対する見方も多少は違っていたかもしれないし、<MCU>そのものの扱いも変わっていたかもしれない。
<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/29590435/
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