『自分を負けヒロインだと思い込んでいるすでに勝利済みの幼馴染』 桜木桜
2026年 01月 27日
自称“負けヒロイン”がおくる、“勝利確定済み”ラブコメディ!「幼馴染が、ぽっと出の転校生に負けるなんておかしいでしょ!」
姫宮愛歌と鷹羽奏汰は人生の大半を共に過ごしてきた幼馴染。
だが二人は恋人ではない。
互いにあと一歩が踏み込めない関係である。
ところがある日、美少女転校生が奏汰に急接近してきて―!?
何もしてこなかった愛歌と違い、転校生は【運命の出会い】を強調、奏汰に猛アピールを仕掛けてくる。
このままだと愛歌は居場所を奪われる。
だったら―。
「こんなこと私以外としちゃダメよ?」
立場を活かし【えっちの練習】と称して既成事実を積み上げる!
WEB版を読んでいて、書籍版が刊行されるというのでこちらも購入して読了。
お話は愛歌の勘違い、早とちりが全ての発端。
奏汰は痴漢に遭って困っている女の子を助けてあげたら、後日その子・天沢小百合が転校生としてやってきた、というだけ。
それをラブコメに重ね合わせた愛歌が、勝手に二人が付き合いだし、自分は負けヒロインになってしまう、と焦りだしたことから始まる。
そこで奏汰との距離を一気に詰めるべく「恋人の練習」などと称してスキンシップを増やし始めたのだが、これに困惑したのが奏汰。
「練習」相手に自分が選ばれたということは、愛歌には自分以外の誰かを好きだということ。
複雑な想いを抱きつつも、彼女と触れあう機会は逃せないとその提案に乗る。
自分の好きな相手をぼかしながら。
で、愛歌は愛歌で、奏汰は自分より天沢さんを好きだと思い込んでいるので、何とか彼女から取り戻そうとし、天沢さんはどう見ても相思相愛の二人がまだ恋人同士でないことに驚き呆れつつも、少しずつ奏汰に惹かれ始めているようで…という具合。
最後は奏汰と愛歌が晴れて恋人同士になった…のではなく、あくまで「(仮)」という歪な関係のまま、更に拗らせそうな予感を残して終る。
WEB版は第二部が始まってまだまだ継続中なので、よほど売れ行き不振じゃない限り続巻はあるだろうけど、これからの天沢小百合行動には注目。
しかし第二部では奏汰の母親が再婚して、後輩の美少女が義理の妹になるという更に波乱を呼ぶ展開になっているので、こりゃすんなりと終りそうもないな。
「幼馴染が、ぽっと出の転校生に負けるなんておかしいでしょ!」




