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『スピード』(1994)

『スピード』(1994)_e0033570_09422156.jpg脚本はグレアム・ヨスト、監督はヤン・デ・ボン、出演はキアヌ・リーブス、デニス・ホッパー、サンドラ・ブロック、ジョー・モートン、ジェフ・ダニエルズというアクション映画の傑作も、気付けばもう30年以上前の作品だ。
公開初日に劇場で見て以来の再鑑賞は、「午後のロードショー」での放送版で。

これがデビュー作となるヤン・デ・ボン監督は、流石にアクション映画のベテラン・カメラマン、見せ方は十分に心得ている。
始めはエレベーターの事件で軽いジャブ、そして主人公と犯人の紹介。
続けてメインとなるバス・ジャックをたっぷりと魅せてくれ、そして最後は地下鉄での決着と、映画3本分の面白さ。
正直、完全無欠の大傑作だとは思わないが、これだけノンストップで愉しませてくれればお釣りがくるというもの。
これでは続編がどうなってしまうのかと心配になるくらいだが、そこはきちんとやってくれるのだろう。
一緒に行った友人は物足りなさを感じていたようだったが、それはこの作品を「正月映画の大本命」の超大作だと期待値を上げていたからではないのかな、と推測。
確かに日本だと超大作扱いの宣伝をしているけれども、その実はちょいと金をかけたな程度のB級映画なんである。
もっと気構えせずに臨んだなら、楽しめたのではなかろうか。

――というのが当時の感想をまとめたものだが、ホントにその通り。
キアヌ・リーブスもサンドラ・ブロックもまだまだマネーメイキング・スターとは呼べない頃だし、デニス・ホッパーも名優というより怪優というイメージ。
しかもこのクラスの作品としてはかなりの低予算で作られているから、正にB級映画(本来の使い方ではないが)の鏡とも言える作品だ。

また先年『新幹線大爆破』を見直したが、走行速度が一定値以下になった際に爆破する、というプロット以外にさほど共通性は感じられなかった。
あちらは人間ドラマに主眼が置かれた社会派サスペンスだが、こっちは純然たるアクション物。
どっちが集中して楽しめるかというと、ねえ。
それにこれだけ最初から最後まで全力疾走してる映画の割に、途中で息苦しくなったり、過度な疲労感を覚えたりすることもないのは奇跡的だ。

ちなみにバスが衝突する貨物機は、「パシフィック・クーリエ・フレート」という『ダイ・ハード』にも登場架空の運送会社のものらしいが、スタッフのお遊び?
また『ダイ・ハード3』には「アトランティック・クーリエ・フレート」という似た会社が出てきてるそうだが、そういえば『スピード2』は『ダイ・ハード3』の没シナリオの流用だっけ(で、『ダイ・ハード3』の方は『リーサル・ウエポン』用の没シナリオが元になっているとのこと)。


by odin2099 | 2026-02-15 09:45 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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