『新諸国物語 七つの誓い/奴隷船の巻』(1957)
2026年 03月 04日
当時の人気スターである”ニスケニゾウ”――東千代之介、中村錦之助(萬屋錦之介)、市川雷蔵(八代目)、大川橋蔵(二代目)――の内、3人までが揃って出演している娯楽時代劇で、NHKのラジオドラマを原作とした『新諸国物語 七つの誓い』映画版の2作目。錦之助、千代之介、橋蔵の共演(ビリングでは千代之介がトップで、錦之助はトメ)といいつつも、メイン格の登場人物が大勢いて、それぞれ別々の場所でお話が進んでいるから、今のところ3人が顔を合わせる場面はない。
目先が変わって退屈しないかというと、逆に「ここはどこ」「あれは誰?」となってしまい、お話に付いていけなくなるのでかえって面白く感じられない。
室町時代のお話らしいが、最初は異国からお話が始まることもあって、あまり時代劇らしさを感じられないのもマイナスかな。
次回が完結編だから今はバラバラな「宿命に結ばれた同志たち」も、『里見八犬伝』よろしく顔を揃えるものと思われるが、これだけとっちらかったお話を次でどうまとめるか、そちらの方が気になってる。
そうはいっても過去の『笛吹童子』も『紅孔雀』も力業で大団円に持ち込んだから、今回もきちっとケリを付けてくれてるのだろうが。





