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『レディ・マクベス』(2016)

『レディ・マクベス』(2016)_e0033570_19265027.jpg17歳の少女キャサリンは裕福な家庭に嫁ぐが、歳の離れた夫は彼女の体に興味を持たず、厳格な義父には屋敷に閉じ込められ鬱屈とした日々を送っていた。
夫と義父が不在のある日、新しい使用人であるセバスチャンに襲われたキャサリンは、逆に彼を誘惑して肉体関係を結んでしまう。
だが帰宅した義父に詰られたキャサリンは事故に見せかけて義父を殺し、不貞に気付いた夫も殺害して死体を隠蔽する。
何もかも手に入れたと思ったキャサリンだったが、夫に隠し子がいたことが判明したことで更なる凶行に走ることとなる。

シェイクスピアの『マクベス』ではなく、ニコライ・レスコフの小説『ムツェンスク郡のマクベス夫人』を原作とした作品で、監督はウィリアム・オルドロイド、出演はフローレンス・ピュー、コズモ・ジャーヴィス、ポール・ヒルトン、ナオミ・アッキー、クリストファー・フェアバンク。
『レディ・マクベス/17歳の欲望』という別題あり。

抑圧されていた女性が、強姦同然の行為を切っ掛けに性の快楽に目覚め、以降は人目を忍ぶどころか人目も憚らずに奔放な生活を送り、その障害になると見るや夫も義父も躊躇なく排除し、その矛先は幼子といえども容赦はない。
共犯となったセバスチャンは、流石に最後は良心の呵責に耐えきれずに一切合切を自白するのだが、追い詰められたキャサリンは冷酷に彼を切り捨て、一人のうのうと生き延びるのだ。

これは文芸作品であって純然たるホラー映画ではないのだが、ヒロインのサイコキラーっぷりに背筋がゾクゾクするような恐怖を覚える。
主演のフローレンス・ピューは撮影当時は18か19歳くらいか。
ヌードも辞さずかなり激しいラブシーンも演じておりこの作品でブレイクしたが、その太々しさと威圧感、堂々たる存在感はただ者ではないと感じさせてくれる。


by odin2099 | 2026-03-05 19:28 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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