人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『ジョーズ-1.0』(2025)

『ジョーズ-1.0』(2025)_e0033570_19421010.jpg幼い頃にサメに襲われて父親を亡くしたヒロインは、海に対するトラウマがあったものの、長じて祖父に倣って海洋学者になり、海を克服するべく父の命日に夫とダイビングを楽しむことに。
ところがダイビング中にホオジロザメが現れ、仲間の一人が襲われる。
そこへ通りがかった船に助けを求めるのだが、それに乗っていたのは麻薬密輸団。
海中に投下した麻薬を回収しようとしていたのだった…!

既に『シン・ジョーズ』という邦題を付けられた作品があったけれど、今度は『マイナス・ワン』ときたもんだ。
お話は無理矢理ピーター・ベンチリー作品にこじつけて説明するならば、『ザ・ディープ』の味付けに『ジョーズ』をまぶしたような感じ。
サメの恐怖を描くというよりも、お宝を巡って主人公と悪人が入り乱れるアクション・サスペンス映画だ。

原題は”INTO THE DEEP”で、監督はクリスチャン・セスマ。
出演はスカウト・テイラー=コンプトン、カラム・マクゴーワン、ジョン・セダなんかに混じってスチュアート・タウンゼントなんかが出ているが、なんといっても注目すべきはあの『ジョーズ』のリチャード・ドレイファスが出ていることだろう(しかもカメオじゃなくて出演時間はかなり長い)。

ということからもわかるように、パロディやギャグではなく、大真面目に作られた映画なんである。
悪人は最後にはサメの餌食になるし、主人公の友人たちもあっけなく犠牲になるし、エンドクレジットではリチャード・ドレイファス本人が出てきてサメの保護を延々と訴えるという、極めて崇高なメッセージ映画と化している。

途中でヒロインが絶体絶命のピンチを回避するのだが、その瞬間は神々しいばかり。
何故回避できたのかはサッパリわからず、神秘的な未知なるフィールドでも出現したのだろうか。
そして死んだ?と思われた主人公の友人も、ラストにちゃっかり生き延びて出てくるし、ここにも何やら得体の知れないメッセージが隠されていたのかもしれない。
悪人もバカばっかで、殆ど自滅しちゃう展開なのも自浄作用か。


by odin2099 | 2026-03-12 19:44 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30