『仮面ライダーアギトスペシャル/新たなる変身』(2001)
2026年 04月 27日
京本政樹をゲストに迎えての一時間拡大スペシャル。
しかもゴールデン・タイムだ。
2日続けて『アギト』が見られるのは嬉しい。
京本政樹の役どころは、記憶を失って遭難していた翔一の世話をしたという心理学者。
この人の紹介で、翔一は美杉家の世話になることになった、という経緯が今回初めて明かされた。
『仮面ライダーBLACK』のゲスト出演、『ウルトラマングレート』では主人公の声の吹替と主題歌、それに『ウルトラマンティガ』、『ウルトラマンダイナ』の連続ゲスト出演と、ヒーロー物にこだわりを持つ京本政樹のことだから、もしかすると今回も自分の役柄には色々アイディアを出したのかも知れない。
翔一や美杉教授と以前からの知り合いで、しかもアギトとも繋がりがあるなんて、美味しすぎるキャラクターだし。
珍しく三の線を強調した演技をしているが、辛い過去も持っているという二面性のある人物なので、結局はいつも通りのパターンにはなってるけど(苦笑)。
今回の目玉はアギトの新フォームの、本編に先駆けての登場だが、ストーリー上でもいくつかポイントがある。
一つは量産型G3であるG3マイルドの登場。
なんとなくギャグメーカーになってしまった尾室をフューチャーしてお笑い面を強調しているかに見えて、実は映画への伏線になっていたりもする(しかも尾室くん、頑張ってる!)。
もう一つは北條が、翔一=アギトだということを知ってしまうこと。
これはいきなりの展開なのでシリーズ自体とどうリンクしていくのかはわからないが、今後は益々北條透がクローズ・アップされていくのだろう。
ファンには涼=ギルスの出番が少ないのが残念なところだろうが、翔一と涼が並んで変身するシーンは感激モノ。もしかすると複数のライダーが同時に変身するシチュエーションって『仮面ライダーV3』か『仮面ライダーX』以来かも…?(『仮面ライダーストロンガー』ではシーンが分かれていたし、『仮面ライダー(新)』ではあったかなぁ?)
さて、ラストシーンでは、さりげなく(どこが?)映画とのリンクを示して終わるが、これでスペシャルは映画の前日談だということがわかるが、ではシリーズ本編ではどこに位置するのやら。
以上、「お茶の間」より転載。
この度『仮面ライダーアギト』の新作映画が公開されるので、懐かしくなって引っ張り出してきた(今、再放送もやってるけど)。
『アギト』には本当に填まってて、毎週毎週「どうなるんだろう?」とワクワクしながら見ていたもんだ。このTVスペシャルは<平静仮面ライダー>初のゴールデンタイム放送作品(なんせ普段は”ニチアサ”だから)。
それもあって普段『アギト』を見たことない層を取り込もうという意図があったのだろう。
合わせて先だって公開されていた劇場版『仮面ライダーアギト/PROJECT G4』への集客も狙ったのだろうが、それはちょっとタイミングを外していたような(劇場版公開が9/22で、TVSPの放送が10/1)。
ただその最後はかなりガッカリというか、裏切られた気分が残ってしまった。
劇中で張られた伏線の数々も回収されたとは言い切れず、劇場版やこのTVSPも結局はパラレル扱い。
あーでもない、こーでもないと予測を立てたり、考察してみたりしたものの、ミスリードを誘うどころかほったらかしという為体だったのだから。
このTVSPだって、北條が翔一=アギトだと知ってしまうという衝撃の展開があるのに、以後の作品では無視。
G4の設計図を出して劇場版への橋渡しを図ったが、劇場版側で上手くこれを拾えず(後付けにもかかわらず)、氷川=G3-Xの前で翔一と涼が変身するのに氷川は勿論のこと、G3ユニットの連中も誰も気付かないのも不自然。
国枝の息子のアギト化の話も、ゲストキャラを膨らませるために足してみました、というやっつけ感が強い。
むしろ総集編的な構成の方が良かったんじゃなかったのかなあ、と今ならば思う。
そういやこの作品以降、京本政樹はヒーロー物と距離置くようになったな。





