『失われた世界』(1950)
2026年 05月 11日
時は1830年、米国の貿易船が処女航海中に海賊に襲われ、オーストラリアに辿り着いた。怪我を負った航海士のハミルトンを残し、船は目的地である東インド諸島へと向かう。
そしてハミルトンを帰りに回収しようというのだ。
一方ハミルトンは島の娘エレーンと恋仲になっていたが、彼女には牧場主であるシャノンという婚約者がいた。
そんなある日、島を海賊が襲撃し、多くの人を殺しエレーンらを連れ去ってしまう。
海賊を追いかけたハミルトンやシャノンらは、戦闘の最中に船を失い、無人島へ漂着する。
『ロスト・ワールド』とカップリングで発売されているから、この作品もてっきりコナン・ドイルの小説の映画化かと思ったら、全くの別物だった。
原題は”Two Lost Worlds”で、監督はノーマン・ドーン、出演はローラ・エリオット、ジム・アーネス、ビル・ケネディ、グロリア・ペトロフ、原作としてクレジットされているのはボリス・ペトロフ。
1時間ちょいの映画だが、恐竜が出てくるのはラストの15分ほど。
それまでは三角関係のメロドラマが中心で、あとは都合二回ある海賊との戦いの場面が結構長い。
最後は火山が噴火したりで主人公サイドも次々とやられていくので、あまり後味はよろしくない。
そして肝心の恐竜だが、これが本物のトカゲやワニに角やヒレを付けて”恐竜”と言い張るというお手軽特撮(この頃はよくあった手法ではある)で、しかもそれも『紀元前百万年』からの流用で賄っているというんだから、この映画どんだけ予算ないんだよ!?
それにストーリーの進行が殆どナレーションで説明されるっていうのもねえ。





