『名探偵コナン/純黒の悪夢』(2016)
2026年 05月 17日
2/16に病気療養のため活動を休止するとの発表があったが、4/18に逝去した旨が5/15に公表された。
生前に収録済みだった劇場版の最新作『名探偵コナン/ハイウェイの堕天使』の公開が4/10からだったため、混乱を避けるために日を置いたのだろう。
TVシリーズでは岡村明美が代役を務めていたが、逝去の発表を受けて正式に後任となった。
『ONE PIECE』では一時岡村明美の代役を山崎和佳奈が務めていたそうだが、今度は逆。
不思議な縁もあったものである。
警視庁内に何者かが潜入し機密データを盗み出した。公安やFBIが追跡するが取り逃がしてしまう。
翌日コナンたちは水族館を訪れるが、そこで記憶をなくしたオッドアイの女性と出会う。
コナンは昨夜の事件との関連を疑い捜査を開始するが、そんな彼女を組織の連中も追っていた。
FBIと接触したコナンは、女性が組織の一員であることを知るが、その頃組織内の潜入捜査官たちが次々と正体を見破られ、消されるという事件が起こっていた。
こちらは劇場版20作目で、丁度10年前の作品。
残念ながら本作では蘭姉ちゃんの(ついでに言うと毛利探偵も)出番が少ない。
その代わりと言ってはなんだが灰原哀がヒロインポジションに付き、少年探偵団も出番が多いが、逆に無神経すぎる行動ばかりでウザい。
その分知らない人が色々登場してメインストーリーを引っ張る。
赤井秀一も本格的にストーリーに絡むのはこの作品が初だし、安室透こと降谷零も劇場版初登場。
CVが池田秀一に古谷徹という原作者の「ガンダム」への熱は凄い。
他にももう一人風見裕也という人物が出てくるが、こちらも「ガンダム」主人公由来のキャラだそうで、CVに飛田展男を起用と徹底している。
ストーリーは組織とコナンたちの対決色が強く、記憶喪失の女性の正体は早々に判明するので推理物の要素は少ない。
謎なのはこの女性の「本当の気持ち」で、最後まで本心は明らかにされずにコナンや灰原たちが「こうだったんじゃないか」と推測するに留めている。
結末もみんな助かってめでたしめでたしではなくやや重めだが、少年探偵団たちには伏せられたままなのも観客の主な年齢層を考えれば当然の配慮かな、とも思う。





