『レッド・ソニア/反逆の剣』(2025)
2026年 05月 19日
時は有史以前のハイボリア時代。
蛮族王の侵攻で故郷を失った女戦士ソニアは、ヒルカニアの森でひっそりと生き延びていた。
だが森に異変が起き、彼女は自然を蹂躙しながら勢力を広げる皇帝ドレイガンの陰謀に巻き込まれていく。
捕らえられたソニアは都の闘技場へ送られ、ダムナティと呼ばれる囚われの戦士たちとともに怪物との死闘を強いられる。
過酷な運命の中で、彼女の反撃が始まろうとしていた――。
以前リチャード・フライシャーの監督、ブリジット・ニールセンの主演(助演はアーノルド・シュワルツネェッガー)で映画化されたロバート・E・ハワード原作『レッドソニア』のリメイクということになるのだろうが、ストーリーはまるで別物だ。
主演のマチルダ・ルッツは、モデル出身ということもあるのか筋肉質のアスリート体型。
女剣士としての説得力はあるのだが、この手の作品のヒロインに求められているもっと直接的なエロスにはやや欠ける印象。
ビキニアーマーに身を包むシーンもあるもののセクシーさは皆無だし、他にサービスショットも見当たらない。
またストーリーも同じような場面の繰り返しが続き、皇帝の出自に悲劇性を持たせるなどドラマ性を高めようという努力は感じられるのだが、決して同情を引くようなキャラクターにはなり得ていないだけに、最後もカタルシスに乏しくなってしまった。
これなら同じモデル出身ながらもグラマラスで、お色気要素も兼ね備えたブリジット・ニールセンの方にジャンルヒロインとしての軍配を上げざるを得ない。
それに音楽の良さもあるので、どちらの作品が好きかと言われると旧作だろう。
最後は続編を作る気満々の終わり方。
更に「キンメリアの蛮族王に会いに行く」なんて台詞もあったりで、こりゃハイボリア時代を舞台にしたユニバース化でも企んでいるのだろうか。
時は有史以前のハイボリア時代。




