『生徒の保護者が元カノだった』 ネコクロ
2026年 06月 04日
高校時代――白崎優斗は、学校のマドンナである上条美鈴と付き合っていた。
しかし、初恋とは長くは続くないもの。
二人は別れ、それから十年の時が過ぎる。
桜森丘高校に教師として赴任した優斗は、クラスの生徒の保護者として美鈴と再会を果たす。
すると、何故か美鈴はぐいぐいと距離を縮めてきて……?
主人公が元カノと再会したら、彼女は母親になっていて――というのもラブコメでは定番の一つなのかな。
ただラノベだと「不倫」は生々しいと思われるのかな。
また浮気がらみの「離婚」の結果シングルマザーに、というのも避けられてるっぽいので、せいぜいが死別がいいところ。
それに、実は主人公との間に生まれた子供、という線もあまりなさそう。
いや、それよりも多いのがヒロインの兄なり姉が亡くなり、その子供を引き取って育てているパターンかもしれない。
養子として籍を入れてるか、それとも対外的には「母子」の関係と見せていて、その実は従弟妹や甥姪のままなどバリエーションはあるようだけれど、これだと主人公とヒロインの恋愛が「純愛」として描けるからクリーンなイメージを保てるのだと思う。
いざとなれば「母親」だけれども「処女」といった強引な設定にも対応出来るし。
この作品のヒロインと子供の関係も、叔母姪の関係に当たるようだが、ヒロインは多くを語らない。
ミステリアスな美女というポジションをキープしている。
”長女”にあたる真凜は、高校生だけあって美鈴の過去についても、彼女がまだ優斗に未練があることも知っているようだが、こちらも口が堅くて優斗は振り回されてばかり。
1巻では不登校になってしまったクラスの女子生徒を、何とか学校に戻そうと奮闘するお話がメインで、その合間合間で優斗と美鈴の過去が語られるという感じでお話が進んでいたが、そろそろ美鈴のお話をメインで読みたいものだ。
【ひとこと】
優斗が美鈴の旦那のことを気にする場面が何カ所かあったように思うが、そのうちの一つは美鈴に結婚歴がなく、独身だと知ってからじゃなかったか?
高校時代――白崎優斗は、学校のマドンナである上条美鈴と付き合っていた。




