『マスターズ・オブ・ユニバース』(2026)
2026年 06月 08日
惑星エターニアの王子として生まれたアダム。幼い頃に故郷で戦争が勃発し、身を守るべく“誰にも知られない場所”である地球に送り込まれた。
15年後、成長したアダムは伝説の剣“パワーソード”を見つけ出す。
剣に導かれ故郷へ戻った彼だったが、エターニアは邪悪な宿敵スケルターによって陥落していた…。
エターニアとその人々を救うべく、アダムは〈ヒーマン〉として悪の軍団との死闘に挑むことを決意する――!
マテル社から発売されている人気のオモチャを題材としたSFアクション映画で、以前にもドルフ・ラングレン主演で『マスターズ/超空の覇者』として映画化済み。
今回はそのドルフ・ラングレンがアダムに助言を与える役割でカメオ出演しているが、吹替が大塚明夫なのが嬉しい。
しかも「良い旅を!」って言ってくれてる。
うん、わかってるな、このスタッフは。
お話は前の映画版とはかなーり違う。
ベースとなっているのはアーサー王伝説などの英雄譚で、剣を引き抜いた者が英雄になるというパターン。
主人公はヘタレな王子様だが、最終的には英雄として昇華するという王道の展開。
笑える場面も随所にあり、主人公(及び演じている俳優)の嫌みの無さ、敵も味方も登場人物多いんだけど皆キャラが立ってる、ということもあって最後までワクワクしながら楽しんだ。
雰囲気としては『スター・ウォーズ』のクラシック・トリロジーや、『フラッシュ・ゴードン』のような80年代のSF冒険モノを現代的にブラッシュアップした感じで、これまでにも『マイティ・ソー』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、『アクアマン』などにもそういった要素はあったものの、もっとストレートに再生産しているのが潔い。
また劇中では『ハイランダー/悪魔の戦士』への言及があるが、なんとクライマックスではこの『ハイランダー』で使われたクイーンの曲が流れるし、アチラのオタクは凄いなあと感心。
ちょっと長めだから、多少刈り込んだ方がテンポが上がって更に見やすくなるかなとは思うけど、今のままでも十分に面白い。
ただ日本じゃヒーマンの認知度が圧倒的になさ過ぎるし、マネーメイキングスターも出てないし(有名俳優と呼べそうなのはイドリス・エルバとジャレッド・レトーくらい?)、日米同時公開だから苦戦しそう。
ミッドクレジットとポストクレジットでは、続編へのタップリすぎる伏線を張ってくれてるので続編は是非見たいんだが…。





