『これがUFOだ!空飛ぶ円盤』(1975)
2006年 05月 23日
映画の世界に関して言えばパニック映画のブームからオカルト映画へと興味が移り、やがてそれがSF映画へと移行しようとしている時期なのだが、考えてみればUFOというのはそのどれもに該当する素材であるのだから、ブームからブームへの橋渡しというか潤滑油の役目を果たしていたのかも知れない。
そして<東映まんがまつり>でも、真正面からUFOを取り上げた作品を作り上げた。
スチール写真も織り交ぜ、正にアニメーションで描くドキュメンタリーというべき大真面目な作品で、あのUFO研究家・南山宏がスタッフに名を連ねている。盛んに放送されていたTVのUFO特番と同工異曲と言ってしまえばそれまでだが、それを敢えて映画で、しかもアニメでやろとした意図がわからない。
わからないと言えば、これが「マジンガー THE MOVIE」というDVD-BOXに収録されているのも謎である。
確かにこの作品を元にして『宇宙円盤大戦争』という作品は生まれたようだが、この作品自体は永井豪ともダイナミックプロとも無関係なはず。もっともそのお陰で今でもこの作品を見ることが出来るのだが。
そういえば最近、イギリスの国防省が「UFOは存在しない」とする報告書を作成していたことが報じられていたが、何故今の時期にそんな話題が出てきたのだろう?逆に何かあるんじゃないかと勘繰りたくもなってくる。
しかしこの作品から30年経っているが、UFOに関してはここで描かれている以上の新情報が殆どないのが寂しい限りだ。
どうして、軍人や科学者は言い切るんでしょうね。人間ってもっと小さいものなんだけどね。宇宙や自然はもっともっと大きいのにね。
基本的に自分には無縁な存在のようです(苦笑)。
霊を見たりとか人魂をみたりとかそういうこともないですし、
霊感みたいなものもないようです。
それが良いのか悪いのかわかりませんけれど、
強い関心があるだけに残念な気持ちはありますね。
見えないのはいいことだと思いますよ。なんせ、楽じゃぁないですか日常が。