『奇岩城』 モーリス・ルブラン
2006年 06月 05日

そして「なるほど」。確かに面白いですね、これは。
実質的な主人公はイジドール・ボートルレという高校生で、彼がシャーロック・ホームズもかくや、という名推理ぶりを見せてくれ、稀代の怪盗アルセーヌ・ルパンを追い詰めていきます(ホームズ自身も引き立て役として引っ張り出されてます)。しかし流石はルパン、イジドール君の更に上手を行き、これにまたイジドール君が果敢に挑んでいく、という展開が繰り広げられていきます。
<ルパン>物を本格的に読むのはこれが初めてだったんですが、随所にデジャヴを味わったのは、おそらく小学生の頃にポプラ社の南洋一郎版を色々貪るように読んだからでしょうね。この作品そのものを読んだかどうかは覚えていないのですが、きっと読んだんだろうなぁ・・・。