『赤んぼ大将』 佐藤さとる
2006年 06月 17日
やっと一歳になったタッチュンことタツオは、赤んぼことばの名人で、機械や動物と話をすることが出来る。…というのが『海へいった赤んぼ大将』というお話の粗筋で、「栞をはさんで…」から転載しました。
ある日、神さまが管理していたキョウリュウのたましいが紛失。
パワーショベルにとりついてしまう、という事件が発生。
タッチュンと仲良しのめざまし時計を通じて、とけい組合からタッチュンへ協力の依頼が。
この近所でパワーショベルと話が出来て、おそらくキョウリュウとも話が出来るのはタッチュンしかいない!
というわけでタッチュンは、とけい組合が作った、それを着ると空も飛べるという「モモンガ服」を身に着け、モモンガ=モンザエモンをパートナーにいざ現場へ!
『海へいった~』は昭和43年、『~山へいく』は昭和45年にそれぞれあかね書房から出たのが初版だそうですから、おそらく『~山へいく』が出てそんなに経っていない頃に、2冊続けて読んだのでしょうね。
この本、子どもの頃、お好きだったのですね。
私は、佐藤さとる作品が大好きな子どもでした♪
コロボックルシリーズも、とてもおもしろかったですよ。
機会があったら、是非!
ちなみに、アニメ化されたのは、全く知りませんでした。
息子さんと一緒に読んでいらっしゃるんですね。
親子二代で楽しんでおられるのは、とても素敵なことだと思います。
「コロボックル」は、図書室などでも何故か敬遠してしまっていました。
たいがい隣に並んでいるんですがね(苦笑)。
アニメ版は『冒険コロボックル』という題名で、30年以上も前に放送されていました。
ただ絵柄は村上さんの挿絵とは全く違います。
最初はその挿絵を基に作る予定が、パイロット版の反響があまり良くなかったので変更になったんだとか。
ファンだったのですかぁ。
確かに二作目は一作目よりも、プロットに捻りがある分、ストレートに楽しめないかも(苦笑)。
でも三作目は気になってます。
そしてこの際だから、他の佐藤さとる作品にも手を伸ばしてみようかな。
そうこなくっちゃぁ。