『偽牧師』(1923)
2006年 06月 21日
かつての囚人仲間が、チャップリンの下宿先へ押しかけ盗みを働くが、チャップリンは見事にそれを取り返す。しかし戻ってきたチャップリンは保安官に逮捕されてしまう。
ところがメキシコとの国境で、保安官は彼を見逃してくれる。さて自由だ!と喜んだのもつかの間、メキシコではガンマンたちが銃の撃ち合い。
テキサスへ戻ればお尋ね者。進むに進めず、退くに退けないチャップリンは、国境線上を跨いで去ってゆく、という一篇。
チャップリンが脚本・監督を担当した中編映画としては、最後期の作品らしい。
短編で見られる、自分勝手で独りよがりなチャップリンのキャラクターはどうしても好きになれないが、こういった作品は悪くない。
それにしても今回初めて観たつもりでいたのだが、実は10年以上前に一度観ていた。全く記憶にないのが情けない・・・。