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『偽牧師』(1923)

脱獄犯のチャップリンが、テキサスで新任の牧師と間違えられたことから始まるドタバタ。
かつての囚人仲間が、チャップリンの下宿先へ押しかけ盗みを働くが、チャップリンは見事にそれを取り返す。
しかし戻ってきたチャップリンは保安官に逮捕されてしまう。
ところがメキシコとの国境で、保安官は彼を見逃してくれる。
さて自由だ!と喜んだのもつかの間、メキシコではガンマンたちが銃の撃ち合い。
テキサスへ戻ればお尋ね者。
進むに進めず、退くに退けないチャップリンは、国境線上を跨いで去ってゆく、という一篇。

チャップリンが脚本・監督を担当した中編映画としては、最後期の作品らしい。
短編で見られる、自分勝手で独りよがりなチャップリンのキャラクターはどうしても好きになれないが、こういった作品は悪くない。
それにしても今回初めて観たつもりでいたのだが、実は10年以上前に一度観ていた。
全く記憶にないのが情けない…。

by odin2099 | 2006-06-21 22:57 |  映画感想<ナ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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