【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『真説・智謀の一族 真田三代』 三池純正

真田家というと、おそらく真田幸村や猿飛佐助、霧隠才蔵ら真田十勇士の活躍を思い浮かべる人も多いだろうが、それはフィクション。信濃の名族・滋野姓海野氏の嫡流を主張し、武田、上杉、北条、徳川そして豊臣といった大きな勢力に囲まれながらも次々と臣従する相手を替え、謀略や奇計を駆使し、見事に戦国の世を生き残った強かな一族である。
しかしそのルーツはハッキリとせず、幸隆の代になって突然歴史の表舞台に姿を現すのだという。
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本書ではこの幸隆を初代とし、昌幸、信之・幸村と続く真田家三代の実像を、資料や伝承を基に可能な限り描き出そうと試みられたもの。
著者はアマチュアの歴史研究家のようだが、上田城を始めとする真田家の居城は、予て伝えられているものと違って、実は絢爛豪華たる城だったのではないかとか、関ヶ原の合戦でのハイライト”上田城攻防戦”は偶然の産物で、せいぜい小競り合い程度だったのではないかなど、なかなか新鮮な話題を提供してくれ興味は尽きない。
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by odin2099 | 2006-06-25 21:26 | | Trackback | Comments(0)
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