『007/ロシアより愛をこめて』(1964)
2006年 06月 28日

作品ごとに独立した印象の強いこのシリーズですが、この作品では前作でボンドとつかの間のアバンチュールを楽しんだシルビア・トレンチ役のユーニス・ゲイソンを再登場させたり、スペクターが前作での敵役ドクター・ノオの復讐に燃えていたり、とそれなりの引きも用意されています。
また新しいキャラクターの紹介も無駄なく巧みに物語に絡められており、冷徹な殺し屋ロバート・ショウ、女幹部ロッテ・レーニャなど相手にとって不足はありません。


第2作にして007必須要素はすべてそろった。 ・Qによるスパイ御用達の小道具 ・寝返る美女 ・強靭な敵の刺客 本作にはドクター・ノオの大仰さはなく、本格スパイ小説として通用するのようなしっかりした内容だ。 硬派の人にもお薦め。 …私は007シリーズの荒唐無稽さが結構好きだったりするのだが。 本作では唯一、毒ナイフ仕込みの靴を蹴り上げるクレッブ大佐が笑える > 危機一髪シーンには見えないぜ(^^; あと、息子をいっぱい持っているケリムも結構好きかも。 伊達に励んでいるわけではないらしい(^^; 彼が...... more

『FROM RUSSIA WITH LOVE』邦題:007/危機一発公開:1964/04監督:テレンス・ヤング原作:イアン・フレミング主題歌:マット・モンロー出演:ショーン・コネリー、ダニエラ・ビアンキ、ロバート・ショウ、ペドロ・アルメンダリススパイ映画らしいスパイ映画!!ロマンス....... more

監督 テレンス・ヤング 主演 ショーン・コネリー 1963年 イギリス映画 115分 アクション 採点★★★★★ なにかしら映画を人に勧める際に、「この映画を観ないと、人生損するよ!!」と暑苦しい勧め方をする方もおりますが、「それは貴方の人生なので、私は別に」とハッキリ言..... more

第236回『007/ロシアより愛をこめて』 今回紹介する作品は間もなくシリーズ21作目『007/慰めの報酬』が公開される人気スパイ映画007シリーズの2作目で最高傑作との評価が高い『007/ロシアより愛をこめて』です。ストーリー:「犯罪組織“スペクター”はジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)への復讐とロシアが開発... more


2011年6月3日(金) 10:00~ TOHOシネマズ六本木ヒルズ2 料金:1000円 ロシアより愛をこめて (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンメディア: DVD 『第二回 午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本』公式サイト TOHOシネマズの『午前十時の映画祭 何度見てもすごい50本』の青の50本のひとつ。 水野晴郎先生の名づけた「危機一髪」のタイトルが、今回の再公開で復活。 大昔、「ドクター・ノ...... more

犯罪組織の「スペクター」は、 かつて組織の邪魔をしたボンドを 「辱めて殺す」こととした。 餌となるのは、ソ連の美人諜報部員のターニャ、 そして「暗号解読機」。 ターニャが「手土産」とともに亡命を希望、 条件として、ボンドが護衛の任務に就く。 ターニャはその...... more

“OO7シリーズ”
幼い頃からズッと観ていたのですが、
本格的ファンになったのは高校生からなのです(笑)
あらゆる関連本を読み漁り、全作を繰返し観賞しました♪
世代的にはロジャー・ムーアですが、
「OO7は二度死ぬ」
などの異色作も大好きです!
「ロシア・・・」「女王陛下・・・」
シリーズから独立した面白さを持つ作品は傑作でしたネ!
ブロスナン主演の近作の中で、私のお気に入りは、
「ワールドイズノットイナフ」
ジュディ・デンチのМは「トゥモローネバーダイ」からお気に入りです!
今後とも、ヨロシクお願いいたします〆
いらっしゃいませ。
自分も世代的にはロジャー・ムーアなんですが、本格的にはブロスナンです。
実はコネリー=ボンドは今ひとつ・・・。
コネリーは、若い頃よりも年を重ねてからの方が好きですね。
『女王陛下~』は自分もシリーズ中上位に挙げてます。
他にはムーアなら『私を愛したスパイ』、ダルトンは『リビング・デイ・ライツ』かなぁ。
ブロスナンは『トゥモロー・ネバー・ダイ』ですかね。
次のダニエル・クレイグにも期待したいんですが・・・(苦笑)。

OO7シリーズですが、
初期のギラギラしたムードも捨てがたい魅力ですよネ!
仰るとおり、
「私を愛したスパイ」「リビングデイライツ」は水準以上でした!
バーバラ・バックのコケットさ、マリアム・ダボの清純さ、
女優さんもドラマに絡む役柄だとさらに光りますネ!
私は原作に忠実に描くシナリオでのリメイク作として、
「ゴールドフィンガー」を希望しています。
同性愛の性癖を持つプシー・ギャロア役には、
デミ・ムーア、ジーナ・ガーション、
などの女優さんでお願いしたいです(笑)
ダニエル・クレイグは、ダルトン以上にボンドに見えませんネ(苦笑)
撮影写真をみても、ボンド映画だとは思えないくらいです。
でも、新たなボンドとして、期待しています♪
おや、凄い時間にいらっしゃいませ(笑)。
バーバラ・バックはイマイチ凄腕のスパイに見えないのが難点ですが(苦笑)、キャラ的には好きですね。
やっぱりミシェール・ヨーくらいまでいかないと、ボンドと互角には見えません。
マリアム・ダボは個人的にはかなり上位のボンド・ガールです。
確か彼女の妹が、『キング・オブ・デストロイヤー』というシュワちゃん主演のコナンPart2のヒロインでして、なかなか可憐でした。
プッシー・ガロア、なるほどジーナ・ガーションは適役かも知れません。
『ゴールデンアイ』のファムケ・ヤンセンも捨てがたいですが・・・。

なんだかこちらに来ると、私がどれだけ頭を使って映画を観ていないかということが思い知らされました(爆)
007、実はまだ『ロシア~』しか観てないんですっ。すっごくいっぱいあるので全部観きるのは大変ですよね(笑)でも親もおもしろいって言ってるのでスパイもの好きとしては全部観たいです♪やっぱり、最初の一作目から観るべきだったかなァァと今更思ったりもしてます。次どれを観るべきか分からなくなっちゃうんでっっ(←馬鹿)
そういえば、007、映画で公開するみたいですよね☆たしか、007が生まれるまでの話ですよね~。おもしろいかは分かりませんが、観に行く予定です(笑)
いらっしゃいませ。何だかこそばゆい感じです(笑)。
自分も実は何も考えてませんし、仔空さんと同じ年頃の時分に観た感想から、
一歩も進んでいなくて愕然とすることもあります(汗)。
もうあれからン十年経つのに・・・。
「007」はシリーズ物とはいっても、あまり前後関係がないので順番はあまり気にする必要はないかも知れませんね。
それに当たり外れは確かにあるので、自分が面白そうだな、と思った作品から観るのも手です。
またこれまでにボンド役は5人いましたが、基本的には役者が替わるとリセットされますので、
そこまでを一括りに観るのも良いでしょう。
そうはいっても、やはり1作目から順番に観て行く方が、流れに変化があって面白いと思いますよ。
長く続いているシリーズは、一つの大きな生き物ですから。

ボンド役は、私の親はショーン・コネリーが一番オススメって言ってました☆ですので、ショーン・コネリーのシリーズ(?)から観たいと思いますっ。っていうか、ショーン・コネリーが一作目ですから丁度良いですよね!!(間違ってたらゴメンナサイ笑)早速借りてきて観たいと思います♪
長く続いているシリーズは、一つの大きな生き物・・・たしかにそうですよね。でも、そんなこと考えてシリーズものを観たことはなかったです(汗)そんなピッタリな言葉が出てくるなんてスゴイですねっっ。そうやって考えてシリーズものを観ると一層おもしろくなりますよね☆一度そう考えながら観てみたいと思います。
ご両親はコネリー世代なんでしょうか?
そうでなくてもやっぱり初代のコネリーが一番良い、という方は多いですね。
自分はどちらかというと、3代目のロジャー・ムーアや5代目のピアース・ブロスナンのようなソフト路線(?)の方が好きなんですけれど(苦笑)、こればっかりは好みの問題ですので。
20作もありますので、これからじっくりとシリーズの軌跡を、楽しみながら追ってみてください。
そちらにもお邪魔しますね。

いやぁ~良かったです。面白かったです。
最高傑作と言われるだけありますね。
今観ても面白かったです。
BOX全作観るには時間がかかりそうですが、じっくり着実に行きますよ(笑)
西崎P曰く、ドラマの作り方のお手本にしたのだそうです。
『さらば宇宙戦艦ヤマト』の主題歌、沢田研二が歌った「ヤマトより愛をこめて」の題名には、この作品からの少なからぬ影響があるようですね。
007シリーズ、一日一本ずつ見ていっても一ヶ月近くは楽しめる訳ですからね~。
早いところ最新作を観に行きたいのですが、なかなか時間が取れず、また体調もあんまり思わしくないので延び延びになっています・・・。

荻昌弘さんは、その点はっきりしていました。
1985年。この「ロシアより愛をこめて」を放映する時、冒頭で嬉しそうに解説して「録っておくならこの一本です!」と気合を込めて言ってました。当時ビデオデッキが一般家庭に普及し始めた時代。
ロジャー・ムーアの007シリーズに関してはイマイチみたいな事を言ってました。
さて、この映画。ボンドが拳銃一本だけで相手と闘うって映画です。派手な近代兵器など出て来ない。
電車の中での格闘。カッコ良過ぎです!
その後、追って来る別の敵を倒した後、あの鬼のようなオバサンが毒が塗られた刃物付の靴でボンドを蹴ろうとする。最後までハラハラしました。
>一人の方に固定しないでジャンルに応じてローテーション組んで解説をしてもらう、なんていうのもアリかな、なんて考えたこともありますが。
それって名案です!BSで山本晋也監督と一緒にそのジャンルが好きな役者さんが解説する時がありますね。
自分は絶対に映画評論家になれませんね(苦笑)。
お金貰っても見たくない作品ってありますもん。
最近はそうでもないですが、あの頃の評論家の世代ではやっぱりコネリー=ボンドが最高で、ムーア=ボンドは・・・という人は多いですね。
ダルトンやブロスナン、クレイグが出てきた今では、ムーアは良かったという人も少なくなくなっているようですが。

そして、ショーン・コネリーについて「男臭い逞しさ、女に関しては好色を隠さない積極性、そして何をやっても滅法強いパンチ力、それが俳優の演ずる演技(しばい)でなく、根っから本当に強い感じがいいのだ。男の客にも女の客にも。」と書いています。
その通りですね!
それにしても公開当時の邦題「007危機一発」と言うのはちょっとねえ・・・・・。
最近の「ドラえもん」劇場版ではないですが、「007」シリーズもネタギレならば旧作のリメイクという方向もありかも知れませんね。
せっかく『カジノロワイヤル』から再スタートを切ったのだから、原作通り順番に映像化していくのも面白いかもしれないし。

確かに「慰めの報酬」も良かったですけど。
そろそろお約束パターンの「007」も見てみたいもんですが。

それに歴代のボンドは、みんな余裕綽々で任務にあたっていた印象がありましたけど、クレイグ=ボンドはギリギリで生きてる緊迫感というかギラギラした感じが前面に出てますよね。
原作とは外れるのかもしれませんが、もうちょっとユーモアを感じさせる”大人な”ボンドであって欲しいと思うのですが。
ジョン・バリーが亡くなったのには驚きました。
最近は表舞台に出る機会が減っていたように感じていたので、ちょっと心配していたのですが。
それに思っていたよりも若かったのですね。
ご冥福をお祈り致します。
ジョン・ウィリアムズにはもっと頑張って欲しいものです。

この映画の撮影中、激痛に耐えて撮影を続行しました。ひと場面ごとに精魂尽きるまで愛想良いケリムを演じ続けて、スタッフはその姿に敬意を払ったそうです。
素晴らしい役者魂ですね。

これが遺作となったペドロ・アルメンダリス。
「ディア・ハンター」のジョン・カザールや「沈まぬ太陽」の山田辰夫さんを思い出します。
この映画で映画史に残るような格闘場面を演じたロバート・ショウ。「ロビンとマリアン」では悪代官を演じています。しかし、グラントに比べれば人間味のある役で澄んだ眼をしています。それとコネリーに比べて意外に身長差があるんですね。この映画ではそれを感じさせませんが。
ロジャー・ムーアの息子さんだったかがスタッフに参加していたり、ということはあるようですが、もっとそういった繋がりを大切にしても良いかもしれませんね。