『理想の女』(2004)
2006年 08月 14日

上映時間が1時間半程度ということもあるが、良く出来た小品といったところ。原作は知らないのだが、おそらくそれは原作の良さだろう。
ロバートとアーリアの関係には勿論訳があり、八方丸く収まる、とはいかないものの、ロバートとメグ、双方の誤解も解けてメデタシメデタシのハッピー・エンド。個人的には全てをキッチリと解決してくれる方が好みだが、これはこれで良い。
アーリア役のヘレン・ハントが好演。
ただスカーレット・ヨハンソンが貞淑な人妻役というのは、似合わないというか勿体無いというか・・・。

理想の女(ひと) CAST:スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント 他 オスカー・ワイルドの代表的な戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」の映画化。 1930年、ニューヨーク。上流階級の男性達の愛人として生活をしていたアーリン夫人(ヘレン・ハント)は、それぞれの奥方から疎まれニューヨークを後にした。そして、社交界の華として有名なウィンダミア夫妻が居るイタリアへ向かう・・・・ 男を手玉に取りながら生きるアーリン夫人と夫一筋の若く美しいウィンダミア夫人。この対照的な2人の女性を描いた作品...... more

映画館にて「理想の人」★★★★ ストーリー: 1930年、バカンスを過ごしに南イタリアの高級リゾート地アマルフィを訪れたメグ(スカーレット・ヨハンソン)とロバート(マーク・アンバース)夫妻。ある日、ロバートは、魅惑的な女性ミセス・アーリン(ヘレン・ハント)と出会う。 オスカー・ワイルドの「ウィンダミア卿夫人の扇」の映画化。イタリアのアマルフィを舞台に上流階級の人々の色恋沙汰や噂話に満ちた日々を描き、こんな非生産的な貴族社会をこれでもかと見せられる映画かと思いきや、後半話が急展開して驚きの結末に!最...... more

“魅力的な人には2種類ある。 全てを知り尽くした人と、 何も知らない人とだ。” ― オスカー・ワイルド ― 全く正反対の恋愛観を持つ二人の女性。 一人は、自由奔放、恋愛経験豊富で男を食い物....... more

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いい女は2種類しかいない。全てを知り尽くした女と何も知らない女。 2004年 イギリス/スペイン/イタリア/アメリカ/ルクセンブルグ 監督 マイク・バーカー 出演 スカーレット・ヨハンソン/ヘレン・ハント/トム・ウィルキンソン/スティーヴン・キャンベル・ムーア/マーク・アンバース/ミレーナ・ヴコティッチ/ダイアナ・ハードキャッスル/ロジャー・ハモンド/ジェーン・ハウ/ジョン・スタンディング/ジョルジア・マセッティ 原作 オスカー・ワイルド あらすじ 1930年代の南イタリア、ア...... more

93分と短い映画ではありますが、後半に尽きる映画かな。主役は二人の女性。スカーレット・ヨハンソン扮する新妻と、夫の浮気相手と疑われているヘレン・ハント扮する自由奔放な女性。実はこの二人には奇妙な関係があり、夫はその間で板挟みだったのですが、そういった事実が...... more

理想の女(ひと) 監督:マイク・バーカー 出演:スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、マーク・アンバース、ミレーナ・ヴコティッチ... 「いい女は2種類しかいない。 全てを知り尽くした女と 荻..... more

【A Good Woman】2004年/スペイン・イタリア・イギリス・ルクセンブルク・アメリカ 監督:マイク・バーカー 出演:スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン、スティーブン・キャンベル=モア 年代も生き方も全く違う二人の女性。 その...... more

すべてを知り尽くした女と、何も知らない女― 制作:2004 イギリス、スペイン、イタリア、アメリカ、ルクセンブルグ 監督:マイク・バーカー 脚本:ハワード・ハイメルスタイン 出演:スカーレット・ヨハンソン/ヘレン・ハント/トム・ウィルキンソン/スティーヴン・キャンベル=モア/マーク・アンバース 原作は文豪オスカー・ワイルドの名戯曲『ウィンダミア卿夫人の扇』 舞台を19世紀末イギリスから1930年代のイタリアに移し換え、主要人物もアメリカ人として映画化。 舞台は南イタリアにある一流の避暑地アマルフ...... more

原題:A Good Woman 同一原作で「ウィンダミア夫人の扇」が、1927年に公開されているという・・今回の舞台は1930年代の南イタリア避暑地ながら、現代にしても十分耐え得る・・・ ロバート・ウィンダミア(マーク・アンバース)とメグ(スカーレット・ヨハンソン)の新婚夫妻... more


『いい女は2種類しかいない。 全てを知り尽くした女と 何もしらない女。』 コチラの「理想の女(ひと)」は、オスカー・ワイルドの「ウィンダミア卿夫人の扇」を映画化したラブ・サスペンスです。主演は、スカーレット・ヨハンソンとヘレン・ミレン。美しい2人が、....... more

行こう行こうと思いながらなかなか行けませんでしたが、今日はどうにか空きそうなので、思い切って行ってきました。場所は、シ○○イッチ銀座。レディースデー(金曜)は壮絶な混雑、と聞いたので、それを避けて、木曜の今日にしたんですが・・・。多いねえ!しかもおばち...... more

オスカー・ワイルドの戯曲「ウィンダミア卿夫人の扇」を、1930年のイタリア社交界に舞台を変えて描く珠玉の人間ドラマ。キャストはスカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント、トム・ウィルキンソン他。 <あらすじ> 1930年、バカンスを過ごしに南イタリアの高級リゾー...... more
なのに、あまり話題にならなくて、ちょっと残念でした。
ヘレン・ハントさんはほんとに素晴らしかったです!
スカーレット・ヨハンソンさんは、いもっぷりがなかなか良かったと思っています。
映画を見てから原作を読みましたが、作品そのものがとても良い小品で、映画は時代設定を変えたことで、とても巧く原作の持つ味を出したとような気がします。
原作だと、この人妻にスカーレット・ヨハンソンはもってこないところですが、原作のイメージで作ったら、きっと映画としてはつまらなかったでしょうね。
自分もハッピー・エンドは大好きです。
劇中ではメグはアーリア夫人の正体を知らないままですが、
どちらかというと全てを明かしてくれるハッピー・エンドの方が好きだったりします。
もっとも、それじゃムードぶち壊しだ、と仰る方の方が多いんでしょうけれども(苦笑)。
原作を知らないので、どこをどうアレンジしているのかは気になりますね。
原作に忠実に作るとすると、誰が適役なのでしょうか?

そうですね、ちょっとコスチューム・プレイには似合わないかな~というキャラですね(笑)。
後半の、パーティー会場で着ている露出度の高いドレスの方が、彼女的には合っています。
本当なら役柄的には似合ってちゃいけないのかも知れませんが・・・。
よくよく考えると、スカーレット・ヨハンソンってミス・キャストなんでしょうかね(笑)。
でもこのアンバランスさというかミスマッチ感覚が、
作品全体にプラスの歪みをもたらして、それで成り立っているようでもあるので、
そうなるとキャスティング・ディレクターの勝利?
それと、ヘレン・ハントとスカーレット・ヨハンソンって決して似てはいないと思うんですが、
ふとした瞬間に、あれ?と思わせるショットがあったりして、
これまたキャスティング・ディレクターの手腕かなぁ。