『時をかける少女』(2006)
2006年 09月 08日
遅れ馳せながら休日出勤分の代休をとって観に行ったのですが、公開開始から既に一ヵ月半が過ぎ、しかも平日の朝だというのにかなりの入り。人気の高さはどうやら本当のようです。
この物語の主人公は御馴染みの芳山和子、ではなくその姪にあたる紺野真琴という映画オリジナルヒロインで、芳山和子は彼女を見守る不思議な存在として位置付けられています。つまりこの作品は原作のリメイクではなく、お話自体に直接の繋がりはありませんが、続編としての性格も持っているのです。ということで最初は多少の戸惑いもあったのですが、それは杞憂に終りました。
現代的にアレンジされた物語には眉をひそめる方もいらっしゃるでしょうが、現代的アレンジだからこそ描けるドラマもあるんだということを、この作品は示してくれているような気もします。
真琴を中心に功介と千昭という、女一人男二人の微妙な三角関係は原作を踏襲したものでしょうし、取り立てて成績優秀でもスポーツ万能でも起用でもない、明るく元気でサッパリした性格の真琴だからこそ、物語自体も変に湿っぽくなったりせず、ポジティブに締めくくることが出来たのだと思います。SF映画としてだけでなく、青春映画としても評価出来る作品です。
そういえば芳山和子の声として、大林宣彦監督版のヒロイン・原田知世の出演が噂されたこともありました。大林版への目配せもありますので、もしそれが実現していたら一層”続編”としての色が濃いものになっていたでしょう。
もっともそうなれば、この作品独自の良さが多少薄まって感じられたかも知れませんが。
っていうか、完全リメイクじゃなかったんですか?そうなんだー!
なにやら「大人の男性が号泣するアニメ」と、宣伝されていましたが(そんな記事を見かけました)、やっぱり原田知世版で涙した世代のノスタルジーを刺激するってことなのかな。
ターゲットは現役高校生なんだと思いますよ。
ノスタルジーに凝り固まった作品にはあっていません。
ただあの作品を観ていると、その関連性を想像して愉しむ、ということは充分に可能です。
なんでもフィルムの絶対数が少ないので、全国を回るのが時間がかかっているとか。
地元でも今やっと公開です。
思いがけず泣いてしまって自分でもビックリしました(笑)
真琴の明るさがあるからこそ清々しくていいラストを迎えたと思います。
え?プリントを焼く予算がなかったんですかねぇ・・・(涙)。
今のファンの専らの悩み(?)は、これだけロングランされてしまうと
DVD化が相当遅れそうだ、ということのようです(笑)。
発売されたら、自分も買ってしまいそうですが。
ネットの力でもってわ~っと広まったとも聞いてます。
たくさんの上映館を押さえ、莫大な宣伝費をかけ、
いまだにロングランしてるゲドはさすがに興行収入だけ言えば
ぶっちぎりでしょうが、
これほど、クチコミのちからでもってブームになった映画は
久しぶりです。実際面白かったし。
正直この夏一番よかったアニメだと思ってます。
・・・そっかDVDはず~っと先になりそうなのですね・・・・。(泣)
7月公開ですから、普通なら年内にもDVDが出ておかしくないところですけれど、
まだ上映中のところがありますからねぇ。
早くても来春くらいではないでしょうか。
大林宣彦/原田知世ヴァージョンと一緒に揃えようかな。
ついでにナンノ主演の「月曜ドラマランド」版のDVDも出してくれると嬉しいんですが・・・(苦笑)。
私も地元では上映していなかったので、ちょっと遠出して観にいきました。
上映回数もかなり減ってきているようなので、ギリギリ間に合ったというところでしょうか。
まぁその甲斐あってか、ブレイブやゲドはほんとに目じゃなかったですね。心を持っていかれてしまい、うっかり主題歌買ってしまいました。
眉をひそめました、、、てか、
「時をかける少女」は、サブタイトルとした方が良かったと思う。
タイトルはオリジナルにして欲しいです。
タイムリープを使ってはいるものの、大林版とは似て非なるものです。
ぁ、書いちゃった、、、
”原案”扱いに留めて。
でも丸っきり毛色の違う作品になっていたから、これもありだなぁと思ったものですが。
それに、何気に大林監督作品版の続編テイストが醸し出されているのも面白がってしまいました。
TBどうもありがとうございました。
現代を舞台に、うまくアレンジされてましたよね。
>SF映画としてだけでなく、青春映画としても評価出来る作品
ええ、ほんと、同感です。
SF的要素の使い方が見事だと思いました☆
こちらこそ有難うございました。
リメイクとしては邪道なのかも知れませんが、結果オーライというところで。
ただこれを、アニメじゃなくて実写で観たかった、という気持ちもあるのですが・・・。
タイムリープを「よくあることよ」と言ってのける魔女おばさんには脱帽(笑)
真琴にしても魔女おばさんにしても、あっけらかんとしてますよね。
普通ならもっと深刻に考えそうなものだけど(苦笑)。
まぁ、それがこの映画の魅力ではあります。
芳山和子は、やっぱりああいう経験をしてこそ今のキャラがある、ということなんでしょうね。
ストレートな続編じゃないにしても。
なんかいいなぁ~~と思えたステキなアニメでした。
真琴はささいなことにもお気楽にタイムリープを使ってしまうし
その姿は今時のお気楽高校生そのもので楽しかったです。
おばさんの意味深なトークも昔の映画を知っていたりするとうけますね。
イマドキのおバカな若者のコメディかと思いきや、そうはなっていないところがいいですね。
でもコレ、アニメだから成立してるんだと思います。
実写でやったら、ここまでピュアな感じにはならなかったでしょうね。
その点、大林監督の作品は、原田知世という少女を上手く活用したからこそ、残る作品になった訳ですが。
・・・とか書いていると、久々に原田知世版、観てみたくなってきちゃったなー(笑)。





