『007/ゴールドフィンガー』(1964)
2006年 09月 18日

3作目ともなるとスタッフ、キャスト共に慣れが出て来ますが、物語上も画面上もグーンとスケールアップが図られマンネリに陥ることなくまとめられており、またこの作品でシリーズのフォーマットも定着するなど、最高傑作に挙げる人も多い一本です。
国内の金流出を追っていたボンドはその背後に、金を愛し金のためなら何でもする男ゴールドフィンガーの存在があることを知り、彼と対決することになるという物語ですが、フォート・ノックスを襲撃し金塊を盗み出すと思わせながら、実は本当の目的はその金塊を放射能で汚染させ、その結果自分の手持ちの金の価格を吊り上げようとする、というのはなかなか捻りが効いています。


007第3作、この作品のキモはなんといってもボンドカー! まあ、いろんな仕掛けがついていることついていること!! しかも、本物を改造してつけちゃってるんだからね~。 2作目の小道具同様、この3作目からボンドカーははずせないアイテムになった。 監督が変わってちょっとだけ風味が変わった。 …CIAのフィリックス・ライターがかっこ悪くなった(^^; 1作目の敵は中国系、2作目の敵はロシア系、そしてこの3作目、ボスは米国人(多分)だが、手下は韓国系みたいだ…。 その手下オッドジョブを演じたのはハロルド坂田...... more

【007 ゴールド・フィンガー】 ★★★ DVD ストーリー 金だけを愛する男ゴールドフィンガー(ゲルト・フレーベ) 。彼はアメリカ中の金塊... more

『GOLDFINGER』公開:1965/04製作国:イギリス監督:ガイ・ハミルトン原作:イアン・フレミング主題歌:シャーリー・バッシー出演:ショーン・コネリー、ゲルト・フレーベ、オナー・ブラックマン、シャーリー・イートン全身に金粉塗られても死にましぇん!! ←敵にすぐやら....... more

ゴールドフィンガー (デジタルリマスター・バージョン) 監督:ガイ・ハミルトン 出演:ショーン・コネリー、ゲルト・フレーベ、オナー・ブラックマン、シャーリー・イートン、セク・リンダー、タニア・マレット... 【ストーリー】 金だけを愛する男ゴールドフィンギ..... more


五つ星評価で【★★★★★歌舞伎の見栄きりだけで出来てる様な派手派手映画】 やっぱおもろいのう。 キャラがはっきりしてて、ストーリーおもろくて、見どころがいっぱい ...... more

特にコネリーボンドとマネーペニーとのやりとりは絶妙でした。ユーモラスな英国紳士の会話です。
クレイグ・ボンドはギリギリ・ギラギラ。そうですね(笑)。
さて、この「ゴールド・フィンガー」。
ハロルド坂田の存在感が凄いですよね!
彼がコネリーの首に空手チョップをした時は、コネリーも本当にダウンしそうになったそうです。さすが実戦で鍛えてるだけあります。
彼が投げた帽子をボンドに奪われた時の困った表情がユーモラスでした。感電死する場面では手に火傷を負ったのに、金属の棒から手を離さなかった。プロ根性です!

1985年の月曜ロードショーで「ゴールドフィンガー」が放映された時の事です。
「最新作『美しき獲物たち』が前作『オクトパシー』を上回るヒットと言う事です。そして、映画の内容も原点に戻ったものが多くなりました。どうやら照準をこの『ゴールドフィンガー』あたりに合わせて来たのではないかと思われます。」と語っていました。
荒唐無稽な最新兵器よりも、生身を使ったアクションに戻ったと言う意味だと思います。
アジア人の扱い方。荒唐無稽な「ムーンレイカー」に出て来る東洋人が、まさにそうでした。
まあ『二度死ぬ』も国辱的な場面が多々ありましたが・・・(苦笑)。
『ゴールドフィンガー』はあまり好きではないので、これを元に”原点回帰”といわれてもあまり嬉しくはないのですが(苦笑)、ガジェットに頼りすぎのボンド映画はファンには不評ですねー。
でもちょっとした新兵器、秘密兵器の類もボンド映画の楽しみですから、効果的に使う分には色々出てきても良いのではないかと思います。

それを見つけた時のボンドの表情。特に悲しがっていない。お馴染みのパターン。それがボンドらしいです。
odin2099さんがこの映画をあまり好きでない理由。プッシー・ガロアの裏切りで解決してしまうという流れでしょうか?
それはそうと、プッシー・ガロアを演じたオナー・ブラックマン。当時37歳。コネリーより3歳年上。年増と言う感じです。今は37歳と言うとまだまだ若い感じがしますが・・・・・・。
