『ホルスト「惑星」ほか』 ラトル&ベルリン・フィル
2006年 09月 25日


「太陽」を見たらむしょうに聴きたくなった、ホルストの惑星♪ 冥王星が惑星から外されちゃったことで、話題のCDになったサイモン・ラトル指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏の「惑星・・・冥王星付き」 この最高の組み合わせで演奏された21世紀の新しい「惑星」に、コリン・マシューズ作曲の「冥王星」とベルリン・フィル委嘱「小惑星(アステロイド)」の世界初演も収録。 CDだとわかりづらいものがあるけど、この組み合わせは非常に輝きある華やかさと、どの指揮者との組み合わせよりも一体感抜群の透明度が感じら...... more

冥王星がどうなるか・・・という時に奇しくも発売されたCD。 狙った訳ではないだろうが、話題性も抜群でしたね。 ppが多いにも関わらず、演奏はライヴとは思えないほど、透明感があり美しいです。 広大な宇宙の神秘性を引き出した演奏ではないでしょうか。 サイモン・ラトルにとってフィルハーモニア管弦楽団との録音以来26年ぶりらしいが、私は聞いてないので、ぜひそちらも聞いて比べてみたい気がする。 そして、もうひとつの話題である「アド・アストラ・プロジェクト」。 4人の作曲家に委嘱した新作4曲も...... more

Holst 「The Planets」etc S.Rattle cond. 究極のスペース・アルバム♪ ↑少し前に話題になった ラトル&ベルリン・フィルの ホルスト「惑星(冥王星付き)」のCDです♪ あまり語られていませんが、このCDには「惑星」の他に、現代の作曲家が作った「宇...... more


とはいえ、やっぱりオマヌケな印象は否めません。ホルストさんにしてみれば迷惑な話ですよねぇ。
「冥王星」付きの『惑星』CDは4種類くらいしかないそうです。
僕は他に、NAXOSレーベルからリリースされたデイヴィッド・ロイド=ジョーンズ:指揮/ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団のものを持ってます(一番安いんです)。
ただでさえ少ないのですから、これからは益々希少価値になる可能性は大ですね。
今のうちにチェック!ですよ(笑)。
そういえば、「冥王星が格下げされ、最初に困惑したのは松本零士とコリン・マシューズだったはずだ」という文章が、『ぶらあぼ』10月号のこのアルバムのレビュー記事にあるのを見つけ、思わず笑ってしまいました。
実は自分も「冥王星」付には馴染めません。そもそもメロディーがなかなか耳馴染みしないもので・・・。
トルヴェール・クヮルテットの『惑星』には「冥王星」(マシューズ作曲とは別物のオリジナル曲)以外に「彗星」や「地球」もあるのですが、あちらは冗談だとわかりますけれど、こちらは大真面目なんですからねぇ。

私もまぁいろいろな意見があるとは思いますが「冥王星」は別に付けなくても・・・といった感じです。
「金星」「土星」なんかはすごくこのCDいい音だなぁと思いました。
「冥王星」が追加される前までは、誰か作ってみたら面白いんじゃないの、
なんて考えていたんですが、いざ実際に追加されるとどうもイメージが違う・・・。
勝手なものですね(苦笑)。
でも「冥王星」までは何となく許せるのですが、それ以外の天体も追加してしまうのは反対です。
そもそもホルストの「惑星」は、実際の天体の「惑星」というよりも占星術上のものだそうですからね。
だから「地球」がないそうですし。

「アド・アストラ・プロジェクト」…「惑星」を補完する作品…ですか、いやぁ、これらの作品にそんなに重要な意義が与えられていたとは 知りませんでした。。(汗) 今回に懲りず(?) これからもラトル&ベルリンフィルのコンビにはマイナーな曲もガンガン録音していって欲しいと思っています~
商売としては有名曲をリリースした方が儲かるでしょうけれども、その合間にちょっと変った作品も取り上げて欲しいですね。