『人魚』(1964)
2006年 09月 28日
遠い遠い国を舞台にしたある空想好きの少年のお話で、少年はある日砂浜に打ち上げられていた小さな魚を助けてあげる。すると魚は人魚になるのだが、他の人にはやはりただの魚にしか見えない。
この国では空想が許されていないため、少年は厳しい取調べを受け、更には考えを矯正させられようとしてしまう。
やがて少年は人魚のことが思い出せなくなり、家に帰されるが、そこにいたのは一匹の魚。
絶望した少年は海へと向かうが、そこで見たものは・・・?
これをファンタジックだと受け取る人も多いだろうが、途中での洗脳シーンなど個人的にはかなりの恐怖感を覚えたものである。
それでもラストシーンの解釈如何にでは多少なりとも救いが残されているということになるだろうか。