『エアポート’75』(1974)
2006年 10月 15日
今回は心臓発作を起したパイロットを乗せた小型セスナ機がジャンボ旅客機に激突。操縦席は大破し、機長は重傷を負い、副操縦士は死亡という緊急事態に、チーフ・スチュワーデスが何とかしてジャンボを操縦、着陸させようと奮闘するというお話。これに、乗客の中に緊急の腎臓移植手術を控えた少女がいるというタイム・サスペンスを絡めている。

前作でも大活躍したジョージ・ケネディは、今回も”整備の神様”パトローニ役で引き続いて出演。今回は副社長に出世しているが、クライマックスでは現場で陣頭指揮を執っている。で、こちらも出番は後半のみだが、ヘストンとケネディは同時期に同じプロデューサー製作による『大地震』と掛け持ち出演しているので、そのスケジュール調整という意味もあったのかも知れない。
はたして素人がジャンボを操縦出来るのかという点や、タイム・サスペンスが今ひとつ活かしきれていないという部分に不満が残らないでもないが、前作より登場人物を減らしストーリーを絞った関係でテンポ良く見ることが出来た。以前に見たときはTV放映のカット版だったのでそのせいもあるのかなと思ったのだが、全長版を見てもその印象は変らなかった。しかし最大の不満点はヒロインで、もっと若くて綺麗な人を起用するという選択肢はなかったものだろうか。

コチラの「エアポート'75」は、「大空港」の続編で、シリーズ2作目の作品です。 これまた登場人物の描写も良いのですが、どちらかと言うとかなりパニック映画よりになってます。前作と違って、空港よりも飛行機の中でのシーンの方が多いので、続編の流れはこの作品で....... more
まだ観ていないのですが、エアチェックだけはしてあるので今度心して見ることに致します。
実際は本家シリーズは『エアポート’80』までの4作品のみで、『エアポート1994』以降は勝手に邦題に「エアポート」と謳っただけの、シリーズ物でもなんでもない作品群なんですが・・・。
海に落っこちた飛行機からの脱出となると、はたして航空機パニック物と呼んでいいのか悩みますが(笑)。
TVドラマ、製作会社が同じだと映画からの流用は多いですよ。
また、特定のシーンだけフィルムを買って使うということもあるようです。
日本でも結構ありますねぇ。
有名作品だと円谷プロ製作の『ウルトラQ』。
東宝の特撮映画からの流用は数知れず・・・。
あのヘリからジャンボ機にワイヤー1本で乗り移るシーンは
とても見応えありましたねぇ~。
パニック映画の中でも最高にハラハラしたシーンだと思いました!
確かにヒロインは若くてきれいな方がいいですけどね。