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【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『日本フィルハーモニー交響楽団 第163回サンデーコンサート』

一日おいて、今度は東京芸術劇場へ。何だか急に行きたくなるんだよね、コンサートって。といってもチケット取ったのは一ヵ月半くらい前だったけどさ。

e0033570_18415422.jpg貰ってきたチラシには「新たなベートーヴェン像と魂のチャイコフスキー」と書いてあるけれど、今回の日フィルは指揮が西本智実、ヴァイオリン・ソロが神尾真由子という布陣で、チャイコフスキーのオペラ≪エフゲニー・オネーギン≫から「ポロネーズ」と、同じくチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調」、それにベートーヴェンの「交響曲第7番 イ長調」という組み合わせ。
あまり良くは知らないのだけれども、指揮者の西本智実って凄い人気なんだね、特に女性層から。
確かに棒を振る様は優美というより素直に格好良いし、宝塚みたいな感じで女性ファンが付いているんでしょうな。チャイコフスキー財団・ロシア響芸術監督・首席指揮者やムソルグスキー記念サンクトペテルブルク国立アカデミックオペラ・バレエ劇場首席客演指揮者としてロシアで大活躍ということなので、チャイコフスキーは馴染みのプログラムでしょう。
一方のヴァイオリニスト・神尾真由子はまだ19歳か20歳ぐらいだと思うけれど、メニューイン国際ヴァイオリン・コンクール・ジュニア部門で、当時11歳で最年少入賞を果たすなど若手の有望株。ということで、これは次代を担う元気な女性同士の組み合わせということになりますな。心なしか、会場も若い元気な女性の姿が多いような・・・?

会場といえば時節柄なのか、やったらと咳をしてる輩が多くてちょっと気になる。聴きたいのはわかるけど、あんまり無理して来るなよ~。周囲も迷惑するんだし。
そして、とうとう「やっちゃった」人も。
演奏中に声あげたヤツがいるんだよねー。子供なんだか、本当に体調崩した大人なんだか知らないが、ハッキリ言って演奏ぶち壊し。しかも神尾真由子が一生懸命ソロ・パートを弾いてる大事なところなのに・・・!
それでも彼女は頑張って、第3楽章の終盤ではもう「超絶技巧」としか呼びようのない演奏(大げさ?なのかな)を披露してくれたので大満足。いや、他の演奏をあまり知らないんだけど、これがプロってもんでしょ。

第二部はベートーヴェンの「第7」。
実はこの曲、何度聴いても第1楽章が印象に残らない。なんでだろー? 一般的にもあまり第1楽章って知られてない気もする。
第2楽章はそれこそ「不滅のアレグレット」だし、第3、第4楽章はひたすら盛り上がって一気呵成にクライマックスへ!!という怒涛の展開を見せて(いや聴かせて、か)くれるから、聴いていて「そうそう、それそれ」「そこそこ、行け行け!」てな気分で愉しんで聴いていられるんだけど、なして第1楽章は・・・。ま、いいか。

アンコールはしっとりと(?)バッハの「G線上のアリア」を。
あれだけ盛り上がった「第7」の後だから仕方ないけど、これだけだと何だか欲求不満が解消されない感じ。最後の最後にはもう一曲、ど派手なヤツをお願いしたかったのだけど、楽団の方々の体力を考えるとこれでイッパイかな。
でも、客席には不満だらけだったけど、良い演奏で満足満足。
by odin2099 | 2006-11-05 18:42 | 音楽 | Trackback | Comments(6)
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Commented by leirani@crann at 2006-11-06 23:33 x
まさに「第7」は指揮者に左右されるのでしょうか、放送中の「のだめカンタービレ」の今夜は、この「第7」がテーマでした♪

演奏会場で咳はご法度ですね。
咳が出そうなら、最初から飴やマスクを用意して乾燥しないようにするとか、咳止めを服用しておくとか(眠くなるけど・・・)責任と努力が必要です。
神尾さんはまだ聞いたことがないので一度聞いてみたいですね。
若いときの演奏は若いときにしか出来ないものですし。

さて、エクスカリバーさんにお願いというか・・・
ヴァイオリンサミットのDVDをご覧になったら、最後の「情熱大陸」のイントロに、ラテン楽器は出てくるか、チェックしていただけますか?
CDを聞くと、スルド(太鼓)、アゴゴ(カウベルみたいなの)などのブラジリアンの楽器群が聞こえるのですが、私の空耳かどうか・・・
すごくかっこいいイントロで、サンバの打楽器(バトゥカーダ)の二拍子なんです。
私もDVDが欲しくなってきてるんですが・・・(笑)
Commented by odin2099 at 2006-11-06 23:47
体調が悪いときは飴をなめることもありますが、実は演奏中、ガムを噛んでることも多いのです。
といっても、おそらく隣の席の人にも気付かれていないと思うくらい慎重に慎重に・・・。
勿論これは眠気覚ましですけれど。
それにしても昨日のコンサートはちょっと酷すぎたなぁと思います。
最近若いクラシック・ファンが増えてきたものの、マナーの悪さを嘆くベテラン・ファンの声を聞くのですが、ホント、そう思います。
咳やくしゃみは自然現象ですけれど、演奏中の私語などもってのほか。
映画館でもそうなんですが、そういうマナーって誰が教えてくれるんでしょう?
ごくごくたま~に、本当に目に余るときは注意することもあるんですけど、逆恨みするような輩も少なくないんですからね。
まぁ自分もあまり他人のこと言えないんですかれど、そんな連中よりはまだマシだろうと自負しております。

DVD、今度チェックしてみます。
でも自分にわかるかなぁ・・・?
Commented by crann at 2006-11-07 00:06
エクスカリバーさん、かってなお願いですみません。お時間があって思い出したらで結構ですので・・・ありがとうございます♪

マナーを教えるのは、やはり大人だったと思います。
チビのときにコンサートにいって、親に小声で聞いたら、後ろの席のおじさんに怒られました(爆)開演前だったのに・・・怖かった~
でも、そのおかげで「コンサートは始まる前もコンサート!」と理解しました。
映画館で私語って、多くなりましたよね。
映画を見て理解できない人が多いように感じます。それで連れに「これってどういうこと?」と聞いてるのです。
うーん、日本人全体の理解力の低下でしょうか。
最近のテレビって、下にコメント字幕が入るから・・・(爆)
Commented by odin2099 at 2006-11-07 22:00
友達同士で映画館に行くと、家でビデオでも見てる気持ちになるんですかね。
ハッキリ言って迷惑ですから、そういう人たちには映画館に来て欲しくありません。
お客さんが来ないと業界は困るんでしょうけれど、その結果、映画を見るという環境を失うようでは本末転倒かと。
コンサートも、退屈ならば鼾かかずに寝てろ、と言いたくなりますです。
Commented by 通りすがり at 2006-11-18 07:03 x
あの奇声は1階最後列で車椅子で聞いていらした身障者の方が発したものです。
身障者お2人にそれぞれ付き添いの方がついていて会場の係と共に慌てて連れ去っていかれました。
初めは1人が声を出し、退場後しばらくするともう1人もでした。確かに気になりましたが見ていて感じたのは(舞台上の席だったので)あの声は
病気からくる「うめき」ではなく、音楽に対する感動の表現だったように感じました(同行者もそう感じておりました)神尾さんのソロ部分、素晴らしい音色に反応されたのだと思います。
とはいえ、その周囲のお客様も気にされていましたし、西本さんも気にされてた感じだったとか。事情を把握出来ない多くの聴衆には迷惑だったでしょう。
事前に許可はとられていたとは思いますが、難しいところですね。
Commented by odin2099 at 2006-11-18 09:46
なるほど、そうでしたか。
休憩時間にロビーで、劇場の方の会話がちょっと耳に入ったんですが、その時は体調を崩した人がいたのかなぁと思っていたんですがね。
確かに難しいことだとは思いますし、こう書くと差別だと怒られてしまうかも知れませんけれど、やはり公共の場では周囲に迷惑をかけないようにとの配慮から、遠慮して頂かなければならないケースもあるんじゃないかと思います。
ハッキリ言って、自分は完全に興醒めしてしまいましたし。
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